国内外のカメラ情報サイトに「すべてのニコンFマウント製品はすでに生産を終了した」という記事が掲載され、ニコンファンの間で動揺が走りました。しかし、ニコンイメージングジャパンの広報担当者に確認すると、「Fマウント製品の生産や販売、サポートは従来通り行っている」とのコメントが得られました。

  • 現役で販売を継続しているFマウントのフルサイズ一眼レフ「D780」

1月25日、海外のカメラ情報サイトを発端に「ニコンのFマウントのカメラや交換レンズの生産はすでに終了している」という情報が出回りました。ニコンカメラの主力はZマウントのミラーレスカメラに移ったとはいえ、Fマウントのデジタル一眼レフカメラや交換レンズを愛用する人は多く、この情報を見た人からは「寂しい」「早めに手に入れないと」など戸惑う声が寄せられました。

ただ、カメラ情報サイトの記事には情報の出どころの記載がなく、真偽不明の情報だと感じたので、ニコンイメージングジャパンの広報担当者に「Fマウント製品の生産は終了したのか」と確認しました。広報担当者からの回答は以下の通りです。

外部ウェブサイトに記載されている情報に関しては、コメントを控えさせていただきます。Fマウント製品の生産、販売、サポートは従来通り行っていますので、引き続きご安心してご利用頂ければと思います。

この回答からすると、今回のFマウント製品生産終了の情報は誤りで、これまで通り生産や販売、サポートを継続していることが確認できました。ニコンファンはあわててカメラや交換レンズの確保に走る必要はなさそうです。

もっとも、ニコンカメラの主力がZマウントになったことは事実なので、Fマウントは需要の少なくなった製品から順次生産を終了していく可能性はあります。