JR東日本は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、横須賀線・総武快速線のE235系を追加投入するとともに、横須賀線で土休日の混雑緩和を図り、総武快速線で朝および夕夜間の輸送体系を変更するなど、ダイヤの見直しを実施すると発表した。

  • 横須賀線・総武快速線のE235系。ダイヤ改正に合わせて追加投入が進む

横須賀線・総武快速線のE235系は2020年12月にデビュー。2020年度の時点で、導入車両数は総数745両(11両編成×51編成、4両編成×46編成)と発表され、約4年かけて投入する計画とされていた。E235系の投入で快適な車内空間を提供するとともに、既存車両E217系の置換えを進めていく。

ダイヤの見直しも実施。横須賀線は土休日の利用が多い時間帯に合わせ、大船~逗子間で運転本数・運転時刻を変更することで混雑緩和を図るという。大船駅を9時台に発車する列車を1本減らす一方、10時台に発車する列車を1本増やし、現行の6本から7本に。鎌倉駅を16時台に発車する列車を1本増やして現行の6本から7本とし、同駅を17・18時台に発車する列車はそれぞれ1本ずつ減らす。

総武快速線は朝の通勤時間帯に列車を新設。ダイヤ改正で千葉駅6時21分発・東京駅7時1分着の列車を新たに設定し、11両編成で運転する。現行の千葉駅6時23分発・東京駅7時2分着の列車は時刻を繰り下げ、千葉駅6時26分発・東京駅7時7分着に変更するとともに、編成両数を現行の11両編成から15両編成に増車する。夜間は利用状況に合わせて運転本数を見直し、東京駅を20時台に発車する下り列車を1本減便。現行の9本から8本とする。