JR東日本長野支社は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、臨時の特急列車として運転される下り「信州1号」の時刻を繰り上げ、塩尻~長野間の所要時間を11分短縮するとともに、田沢駅を途中停車駅に追加すると発表した。

  • 特急「信州」はE353系の付属編成(3両編成)を使用して運転されている

特急「信州」はリクライニングシート・Wi-Fiサービス・コンセント等の車内設備を持つE353系3両編成を使用し、塩尻・松本~長野間(篠ノ井線・信越本線経由)で運転。平日のみの臨時列車として、朝の通勤時間帯に下り「信州1号」、夜間に上り「信州2号」を設定している。

現行の下り「信州1号」は塩尻駅7時37分発・松本駅7時54分発・長野駅8時59分着で運転され、塩尻~長野間で途中の松本駅、明科駅、篠ノ井駅に停車。同区間の所要時間は1時間22分だった。来年3月のダイヤ改正で運転時刻を繰り上げ、塩尻駅6時58分発・松本駅7時10分発・長野駅8時9分着に変更。塩尻~長野間の途中停車駅は松本駅、田沢駅、明科駅となり、田沢駅が新たに加わる一方、篠ノ井駅は通過する。同区間の所要時間は1時間11分とされ、現行の「信州1号」より11分短縮。長野駅の到着時刻が50分早くなり、通勤等でより便利な時間帯に運転される列車となる。

「信州1号」の運転日は決まり次第、別途発表するとのこと。なお、ダイヤ改正後の「信州1号」とほぼ同時刻で現在運転されている臨時快速列車(塩尻駅6時57分発・長野駅8時10分着)は、ダイヤ改正に合わせて運転を取りやめる。