東武鉄道は28日、鉄道事業における2023年度の設備投資計画を発表した。今年度は総額377億円の設備投資を行い、新型特急車両「スペーシアX」2編成が就役するほか、駅舎のリニューアル・橋上化、新技術導入の推進など計画している。

  • 新型特急車両「スペーシアX」(N100系)

新型特急車両「スペーシアX」は、沿線最大の観光地である日光・鬼怒川エリアの観光需要喚起を目的に、7月15日から東武特急の新たな象徴として2編成の運行を開始。2024年度の導入に向けて、新たに2編成の車両製作を進める。「スペーシアX」の運行開始に合わせ、浅草駅と東武日光駅の改修も行う。

駅舎のリニューアルも予定されており、2023年度は東武スカイツリーラインの北春日部駅、伊勢崎線の花崎駅と加須駅、東武アーバンパークライン(野田線)の新柏駅でリニューアルを進める。さいたま市による支援の下、東武アーバンパークライン(野田線)七里駅の橋上化を推進し、2023年度内に供用を開始する予定となっている。

  • 「スペーシアX」のコックピットスイート

  • 七里駅橋上駅舎(完成イメージ)

安全・安心の持続的な提供に向け、夜間に線路工事で活躍する線路保守用車両の更新も予定している。2023年度は軌道モーターカー1台、バラストスイーパー1台、ダンプトロ1編成、ロングレール運搬車1編成、除草薬散布車1台を更新する。

  • 軌道モーターカー

  • 前方障害物検知システム検証試験の様子

新技術導入の一環で、大師線において実施している添乗員付き自動運転(GoA3)実現に向けた検証を継続する。2022年度は前方障害物検知システムを営業列車に仮設搭載した検証試験、地上側に設置する各種センサの検証試験を実施した。2023年度は前方障害物検知システム・地上センサの検証を引き続き行うとともに、車両の設計業務を実施する。