JR九州は、車いす利用者からの連絡の有無にかかわらず乗務員が列車乗降のサポートを行う取組みを2月1日から試験的に開始すると発表した。香椎線西戸崎~宇美間の一部の駅で実施されるが、駅の構造により対応できない駅があるとのこと。

  • 香椎線の一部の駅で、乗務員が列車乗降のサポートを行う試験的な取組みがスタート

現在、JR九州の駅係員が不在の駅について、車いす利用者らから事前に連絡を受けた場合に駅係員が駅へ赴き、列車乗降のサポートを行っている。今回の取組みでは、とくに連絡を受けていない場合も乗務員がスロープを活用し、列車乗降をサポートするという。

実施線区となる香椎線西戸崎~宇美間の駅(構造上対応できない駅を除く)では、ホーム上に「待機スペース」が設置され、列車乗降のサポートが必要な人はそこで列車の到着を待つ必要がある。乗車前・降車後、駅舎出入口からホームまでは自力での移動になるという。なお、今後も事前に連絡した場合は駅係員が出向き、列車乗降や駅舎出入口からホームまでの移動をサポートするとしている。