ハイセンスジャパンは、4K有機ELテレビ「X8F」シリーズに65V型「65X8F」を追加し、11月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は25万円前後を見込む。

  • 65V型「65X8F」

同社の4K有機ELテレビ「X8F」シリーズには55V型「55X8F」(2020年11月発売)と48V型「48X8F」(2021年1月発売)があり、新たなサイズバリエーションとして65V型「65X8F」を追加した。

サイズ以外の主な機能や性能はいずれも共通。4K/3,840×2,160ドットで倍速対応の有機ELパネルを搭載し、高輝度でコントラスト感を高められる冷却インナープレートも採用。ガンマ特性の補正に加えて輝度特性の独自チューニングを施した。HDR規格は、HDR10、HLG、Dolby Visionをサポートする。

映像エンジンは、AI技術を活用した「NEOエンジンplus 2020」。ネット配信のコンテンツを分析し、超解像処理やさまざまな映像処理を行う「AIネット映像高画質処理」や、通常の映像とぎらつきが目立つ映像を自動判別してシーンごとに適した超解像処理を施す「AIシーン別超解像処理」、映像の動きの“速さ”をAIが自動判別してノイズリダクションと超解像処理を施す「AIモーション別超解像処理」を備えている。ほかにも、地デジ映像を4K画質にアップコンバートする3段階超解像処理も装備する。

「ゲームモードplus」を搭載し、4K以下の解像度のゲーム映像を超解像処理する機能や、白とびや黒つぶれを復元して自然な色彩にするHDR再現処理plus、最大120fpsのフレーム補間処理を行うスムースモーションも装備。

サウンド面では、計6基で総合出力72Wのスピーカーシステムを搭載し、音響最適補正技術「Eilex PRISM」で音質を強化。スピーカーの3次元マトリックス測定と独自の音響解析理論に基づく補正技術で、VIRフィルターによって高精度で明瞭度の高い臨場感ある高音質を追求。音楽や映画などをアーティストが意図した通りに再生できるという。

IEEE 802.11ac準拠の無線LAN機能とEthernet端子を搭載し、ネットワーク接続が可能。独自プラットフォーム「VIDAA」で映像配信サービスを楽しめ、NetflixやYouTube、Amazon Prime Videoなどに加えて、新たにDisney+にも対応した。コンテンツの順番を入れ替えるなど、好みに合わせて自在にカスタマイズ可能だ。ほかにも、GoogleアシスタントやAmazon Alexaを搭載したスマートスピーカーとの連携機能も備える。

チューナー数は、BS4K/110度CS 4Kが1基、地上/BS/110度CSデジタル×3。別売の外付けUSB HDDをつなぐと放送番組の録画が行え、裏番組録画にも対応する。著作権保護技術のSeeQVaultもサポート。ほかにも、2画面機能を備え、画面の拡大・縮小は3段階で調整できる。

18Gbps対応のHDMI 2.0b入力を4系統搭載。HDMI 1のみARC(オーディオリターンチャンネル)をサポートする。ビデオ入力端子も備える。音声出力は光デジタルとヘッドホン出力が各1系統、USB端子は2系統。

消費電力は421W(待機時0.5W)。スタンド含む本体サイズは144.9×30.9×90.3cm(幅×奥行き×高さ)、重さは26.5kg。付属のリモコンは、使用頻度の高い十字キーと決定ボタンに大きな起伏をつけ、ボタンの配置やサイズ、質感にもこだわり、ブラインドタッチしやすいデザインに仕上げたという。下部には6つのVODダイレクトボタンを装備する。