JR東海と近畿日本鉄道は、おもに名古屋~鳥羽間において、両社間で振替輸送を行う際に実施していた「振替乗車票」の発行を2月1日から取りやめると発表した。

  • 近鉄名古屋線を走る急行

  • 関西本線の普通列車

両社はこれまで、一方の会社線で運転見合わせが発生した際、改札で乗車券を提示した利用者に「振替乗車票」を発行していた。他社線の振替輸送に乗車するにはこの「振替乗車票」が必要で、密集した中で長時間待たなければならない状況も発生していた。

2月1日以降はこれを省略し、運転見合わせが発生した会社線の乗車券類を他社線で提示するだけで振替輸送が利用できるようになる。なお、IC乗車券による乗車の場合は現在も振替乗車票の対象外で、2月1日以降も現行と同じ取扱いとなる。