東急電鉄は21日、綱島地区に開業する東急新横浜線の新駅について、名称を公募した結果、「多くの方々に親しまれる駅名」として「新綱島(しんつなしま)駅」を選定したと発表した。東急線の新駅開業は約20年ぶりだという。

  • 新綱島駅の改札付近イメージ図

駅名募集は8月10日から9月6日まで、横浜市港北区内在住・在職・在学の人を対象に行われ、応募総数は1,898票。駅名に選定された「新綱島」が1位で、以下、「綱島温泉」「東綱島」「綱島東」などが続いた。駅名選定理由について、多くの人から支持され、駅・路線の新規性をわかりやすく表現する名称であることに加え、「新幹線アクセス拠点である新横浜駅との親和性や、綱島地区の新たな玄関口として、街全体のさらなる発展への期待を込めました」と説明している。

新綱島駅は2022年度下期に開業予定の相鉄・東急直通線(日吉~羽沢横浜国大間、約10.0km)に設置される新駅。「綱島の街の移り変わりを感じる駅」をコンセプトに、1面2線の島式ホーム(上下線ともホームドア設置)と改札口1カ所、エレベーター2基、エスカレーター13基を備えた駅となる。相鉄・東急直通線の開業後、東急電鉄の営業区間である日吉~新横浜(仮称)間は東急新横浜線、相模鉄道の営業区間である新横浜(仮称)~羽沢横浜国大~西谷間は相鉄新横浜線として、両社による相互直通運転が行われる。

  • 新綱島駅は綱島駅(東急東横線)の東側に位置し、所在地は横浜市港北区綱島東1丁目

なお、今後は「新横浜駅も含め駅名決定に向けて、都市鉄道等利便増進法に基づき関係自治体との協議などの手続きを行います」とのこと。