西武鉄道が3月14日に実施するダイヤ改正で、土休日の朝夕に運転される秩父鉄道直通列車の運転区間が見直しとなる。ダイヤ改正後は飯能~長瀞・三峰口間の各停として運転され、飯能駅で池袋方面の列車と接続する。

  • 西武鉄道の車両4000系8両編成で池袋線を走行する長瀞・三峰口行の快速急行。3月14日のダイヤ改正で運転区間が見直され、飯能駅発着の各停に変更される

池袋線・西武秩父線から秩父鉄道への直通列車は、西武鉄道の車両4000系(4両編成。車内はセミクロスシート)を使用。土休日の列車は現在、朝の時間帯に池袋発長瀞・三峰口行の下り快速急行2本、午後の時間帯に長瀞・三峰口発池袋行の上り急行2本を運転している。池袋駅から途中の横瀬駅まで8両編成で運転され、横瀬駅で前4両・後ろ4両の分割・併結作業を行う。

3月14日のダイヤ改正で、これら計4本について運転区間が見直され、現行の池袋駅発着から飯能駅発着として区間を短縮するとともに、種別を各停に変更。下り列車は飯能駅7時52分発・8時54分発となり、両列車とも池袋発飯能行の急行から乗換え可能とする。特急「ちちぶ5・7号」(池袋駅7時30分発・8時30分発)から秩父鉄道直通列車への接続も図られ、横瀬駅で長瀞行、西武秩父駅で三峰口行に乗り換えられる。

上り列車は2本とも長瀞・三峰口発飯能行で運転され、飯能駅16時38分着・17時38分着となり、それぞれ飯能発元町・中華街行の快速急行、飯能発池袋行の急行へ乗り換えることができる。秩父鉄道直通列車を飯能駅発着とし、池袋~飯能間の急行と接続することで、「西所沢~元加治間各駅(小手指・入間市を除く)からご利用のお客さまの利便性が向上します」と西武鉄道は説明する。