シグマは11月6日、フルサイズミラーレス用の大口径標準ズームレンズ「24-70mm F2.8 DG DN」の開発を進めていることを発表した。ミラーレス専用設計とし、高い描写性能を確保したうえでサイズと重量を抑えたのが特徴。対応マウントはソニーEマウント用とLマウント用の2種類で、いずれも発売日や価格は未定。

  • シグマが開発を発表したフルサイズミラーレス用の大口径標準ズームレンズ「24-70mm F2.8 DG DN」。ソニーのα7シリーズやα9シリーズのユーザーには気になるレンズとなりそうだ

フルサイズ一眼レフ用の大口径標準ズームレンズ「24-70mm F2.8 DG OS HSM」とは設計を一新し、ミラーレス専用設計とした交換レンズ。周辺まで均一な光学性能を確保しつつ、サイズと重量を抑えた。一眼レフ版とは異なり、レンズ内手ぶれ補正機構は搭載しない。

最短撮影距離はワイド側で18cmで、フードの先端よりも近い距離まで寄って撮影できる。テレ側の最短撮影距離は38cm。レンズは防塵防滴機構を備えているほか、ズームロック機構も搭載する。シグマ独自のマウント交換サービスにも対応する。

レンズの最大径は87.8mm、長さは122.9mm、重さは約835g(寸法はLマウント版の数値)。一眼レフ用は約1,020g(シグマ版)なので、約185gの軽量化が図られた。