JR東日本東京支社は15日、山手線などの駅ホーム上における列車到着時間等の案内充実を図るため、発車標における列車が駅に到着するまでの表示を変更するほか、発車標のLCD化、英語案内放送の拡充を行うと発表した。

  • 山手線を走るE235系

  • 発車標の表示変更後のイメージ

発車標の表示変更は、山手線全駅のホーム上の発車標において、列車が駅に到着するまでの時間、「約●分後」の表示を実施することで、列車の待ち時間をよりわかりやすく知らせる(早朝・深夜時間帯は従来の発車時刻で案内)。山手線の全30駅(2020年春開業予定の高輪ゲートウェイ駅を含む)において、2019年11月から2020年7月まで順次実施していく予定としている。

発車標のLCD化は、山手線をはじめとした東京支社管内の一部駅において、ホーム上の発車標を従来のLED(発光ダイオード)からLCD(液晶ディスプレイ)に変更し、視認性の向上を図る。2020年7月までに28駅で順次実施し、他の駅についても設備の取替え時期などを考慮しつつ、整備を進めていく。

  • 発車標LCD化の実施後イメージ

英語案内放送については、2019年3月から東京支社管内の一部駅において、ホーム上での自動音声による英語案内機能の強化を図ってきた。今後、実施範囲を山手線の全30駅、中央線快速、中央・総武線各駅停車などの一部駅(計17駅)に拡充し、2020年7月までに東京支社管内の47駅で順次実施する。