京浜急行電鉄は21日、約2年間の修繕作業を終えた京急デハ230形を6月13日夜間から翌14日にかけて京急グループ本社1階に搬入したと発表した。

  • 京急デハ230形を深夜に陸送

京急デハ230形は昭和の時代に活躍した車両で、2019年秋に横浜市みなとみらい地区への移転を進めている京急グループ本社の1階「京急ミュージアム(仮称)」にて保存・展示を行う。車体は総合車両製作所、台車は京急ファインテック久里浜事業所において、約2年間の期間をかけて修繕作業が行われた。

搬入作業では、6月13日夜間に車体を総合車両製作所から京急グループ本社へ陸送し、翌14日に京急グループ本社1階の搬入用仮設線路を経て、敷設した展示用線路に台車を搬入。搬入の際、クレーン車で吊り上げて仮設線路に車体を設置し、手押しによる搬入が行われており、その様子を写した写真が公開されている。

  • 深夜陸送

  • 本社ビルに仮置きして搬入用仮設線路を敷設

  • クレーン車で車体を吊り上げ

  • 手押しによる搬入

今後、「京急ミュージアム(仮称)」は2019年度内の開業に向けて工事を進め、ジオラマや運転シュミレーターなどを設置。来館する誰もが「本物を見て、触れて、楽しめる」施設をめざし、整備が行われる。