ANAはボーイング787の点検整備のため国内線で欠航・遅延が生じている件に関し、7月6~12日期間の国内線113便欠航のほか、7月13~22日の期間においても国内線を176便欠航すると発表した。

  • 7月13~22日の期間においても国内線を176便欠航する

    7月13~22日の期間においても国内線を176便欠航する

今回の点検整備は787に使用しているロールスロイス社製エンジンが対象。同社は安全を最優先として点検整備を進めてきたが、6月に発出されたエンジンメーカーからの技術指示、並びに、国土交通省からの耐空性改善通報による技術指示を受け、定められた点検の対象となるエンジン台数が拡大したことに伴い、部品交換が必要なエンジンが増加した。その結果、運航に必要な機材数に不足を来した関係で欠航・遅延が生じている。

なお、7月23日~8月搭乗分の運航ダイヤについても現在精査を進めているが、羽田=伊丹・関西・広島・福岡等をはじめとした羽田発着路線を中心に、一部の便を欠航する予定となっている。7月23~31日搭乗分は7月12日夕方に、8月搭乗分は7月17日夕方に、それぞれ発表する。