――カホコは「人を幸せにできる仕事がしたい」と言っていますが、お2人はその考えに共感しますか?

高畑:この仕事は小さい頃からずっと夢だったので、自分の希望でやってきたんですけど、いろんなことが1周回ってきて、今は親が楽しんでくれたり、周りの人が面白がってくれたりとか、そういうことがやりがいになりつつあって。なので今の自分は共感できます。

竹内:僕は、人のためになりたくてヒーローになりたいと思っていたので、こういったドラマを見て喜んでもらったり、元気になってもらったりということがうれしいので、共感しますね。だから、ファンの人のSNSのリアクションも自分でチェックするし、そこにネガティブなことが書いてあっても、あんまり落ち込んだりしないんですよ。

高畑:ハート強いもんね。

竹内:なんか分からないんですけど、タイムラインをワーっと見て、たまに止まったのがネガティブな意見だったりしても、意外とそういう生の意見がヒントになる場合もあるんですよね。新鮮なリアクションでもネガティブなリアクションでも、そういうのはわりとエネルギーになってます。

――それでは、今後の見どころについて教えてください。

高畑:麦野くんとカホコの関係は、期待しててください。いい感じに階段を登っていくし、"ずるい麦野ショット"が、これからも放出されそうです(笑)。先日、最後のあらすじを聞いたのですが、「よくできてるなぁ。そうなるんだ!」って思いました。これからカホコが大人になっていく中で家族の問題が露呈してきて、それをカホコが解決していくようになっていきます。カホコは、良いことも悪いことも知らずにここまで来ちゃった分、まっすぐで、歪みに強いんです。

竹内:あとは、なぜ麦野初が、こういう人間になったのかが、カホコのまっすぐさで掘り下げられていくので、そこにも注目してほしいと思います。

――ところで、カホコとLINEで会話できる「AIカホコ」というものがありますが、実際にやってますか?

高畑:はい、自分とカホコでやってますよ。いつも噛み合わないですけど(笑)

竹内:僕もやりますよ。OAの前と後でどれくらいレベルアップしてるのか、気になるので。

――ぜひ、ここで実際にやっていただけたら。

高畑:はい。えーと、「どんな仕事がしたい?」って聞いたら、「どんなところかな。考えとくね。」「あなたは?」って来ました(笑)。まだまだ成長してないですね…。

「AIカホコ」を楽しむ2人(上)と画面 ※AIはインタビュー実施日(7月25日)時点の成長度

■プロフィール
高畑充希
大阪府出身。2005年、山口百恵トリビュートミュージカル『プレイバック Part2~屋上の天使』でデビューを飾る。2007~2012年まで、舞台『ピーターパン』で8代目ピーターパンを務めた。2013年、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』に出演し、注目を集める。2016年放送のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』ではヒロイン・小橋常子を務めた。近年の主な出演作品には映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』映画『怒り』映画『アズミ・ハルコは行方不明』ミュージカル『わたしは真悟』舞台『エレクトラ』がある。今後は映画『泥棒役者』(11月18日公開)、映画『DESTINY鎌倉ものがたり』(12月9日公開)に出演する。

竹内涼真
1993年4月26日生まれ、東京都出身。185cm。血液型A型。趣味&特技はサッカー、歌。2013年、女性ファッション誌「mina」の男性専属モデルオーディション「minaカレグランプリ」で、2,457人の中からグランプリを獲得。2014年、『仮面ライダードライブ』の主演に抜てきされ注目を集める。主な出演作にドラマ『下町ロケット』(TBS)、『スミカスミレ 45歳若返った女』(テレ朝)、『時をかける少女』(日テレ)、『ラストコップ』(同)。映画『青空エール』(2016年)、『帝一の國』(2017年)、『ラストコップTHE MOVIE』(2017年)など。今年、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』に出演。ヒロインの初恋の相手・島谷純一郎を演じて話題に。また、2nd写真集『1㎜』(集英社)が発売中。

高畑充希/ヘアメイク:市岡愛(PEACE MONKEY)、スタイリスト:大石 裕介(DerGLANZ)

竹内涼真/ヘアメイク:佐藤友勝、スタイリスト:徳永貴士