ファミリーマートは7月25日、「ニュータッチ 凄旨 鬼金棒カラシビ味噌らー麺」(税込278円)を全国の「ファミリーマート」店舗で発売(一部店舗を除く)。これは、神田と池袋に店舗を持つ、激辛系ラーメンの人気店「鬼金棒(きかんぼう)」のカップ麺バージョンとなる。先週、「セブンプレミアム 蒙古タンメン中本 北極ラーメン」を実食して悶絶した筆者。せっかくならば、どちらが辛いのか確かめてみよう。

「ニュータッチ 凄旨 鬼金棒カラシビ味噌らー麺」(税込278円)

唐辛子の辛さ×山椒のしびれが「カラシビ」の秘密

「鬼金棒」は2009年に東京都・神田に誕生し、現在池袋と神田の2店舗を構えている。看板商品の「カラシビ味噌らー麺」は、唐辛子の辛さと山椒のしびれをあわせもつ味噌ラーメン。実際に店舗で食べた時は、山椒のしびれるような刺激が印象的で、「辛うま」の「蒙古タンメン」とはまた違った辛さだと思えた。

かやくと後入れ液体スープ、調味油、そしてカラシビスパイスで調理する

麺はノンフライの極太麺だ

早速作って食べてみよう。中からかやくと後入れ液体スープ、調味油、そしてカラシビスパイスを取り出す。かやくを振りかけてから、湯を入れて5分待機。その後、蓋の上で温めていた後入れ液体スープ、調味油を入れ、最後にカラシビをかければ完成だ。

かやくを入れて、湯を注ぐ

上に後入れ液体スープをのせて5分待つ

時間がたった後に、麺をほぐし

液体スープを注ぐ

これだけでもちょっと辛そう

そこに調味油も入れる

「適量が分かんないから、全部かけちまえ」と思い、山椒のツンとした香りのスパイスをたっぷりと盛る。かなり辛そうだ。どのくらいの辛さなのだろうかと、蓋の裏を見たら「カラシビスパイスを全量入れることで、(店舗の)カラサ増し、シビれ増しのイメージになるように開発しました」と書かれていた。筆者が店舗で食べる時は、どちらも「少なめ」にしているが、それでも汗をかくという具合いだ。やってしまったかもしれない……。

カラシビスパイスは、唐辛子と山椒が入っているようだ

適量が分からなかったので全部入れる

思った以上に多いスパイスの山

蓋の裏を見たら、カラシビスパイスを全部入れたら普通よりも辛くなることが判明した

山椒が香る赤いスープを、恐る恐るすすってみる。味噌のコクを感じ「そこまで辛くないかも」と思うやいなや、舌がしびれてきた。むせる辛さというよりも、舌が麻痺する辛さだ。大粒の汗が流れる。カップ麺でこの辛さは初体験だ。麺にも唐辛子や山椒が絡みつくので、すする時には注意してほしい。

スパイスが溶け込み、スープから山椒の香りが

麺にスパイスが絡んでいるので、食べる時は注意してほしい

コクのある味噌ベースのスープだった

カップ麺になった「鬼金棒」の「カラシビ味噌らー麺」。店舗と比べてみると、スープのコクや具材の量などが少々力が弱いかなと感じたが、香りや刺激などはしっかりと再現されていた。「蒙古タンメン中本」と比べてみると、辛さという意味では「北極ラーメン」に軍配が上がるような気がする。とは言え、「カラシビ味噌らー麺」は山椒が合わさることで、複雑な辛さが堪能できる。ぜひ一度、食べ比べていただきたい。