LCCのスクートは5月17日、7月21日より成田=バンコク(ドンムアン)=シンガポール路線を開設することを発表。これにより、成田発着のスクート定期便は台湾・台北経由およびタイ・バンコク経由のダブルデイリー(週14便)となり、既存の関空発着の台湾・高雄/タイ・バンコク経由週6便を加え、週20便となる。また、10月1日には新千歳=台北=シンガポール線を週3便で就航し、週23便となる予定。

成田発着のスクート定期便は週14便となる

これを記念し、17日正午より就航記念価格で航空券を販売。予約時にプロモーションコード"GOSINGA"を入力すると、対象便ではさらに20%オフになる(対象便: バンコク経由の成田=シンガポール線で、台北経由の成田=シンガポール線は対象外)。なお、新路線以外においても就航記念価格を設定。販売期間は日本時間の5月17日正午~5月24日23時59分までで、旅行期間は日本時間の7月20日~2017年3月25日(新千歳路線のみ旅行期間は10月1日~)となる。

成田=バンコク/ドンムアン(タイ)線はエコノミーで片道7,600円~とスクートビズで片道1万6,600円~、成田=シンガポール線はエコノミーで片道1万600円~とスクートビズで片道2万600円~となる。

成田=台北/桃園(台湾)線はエコノミーで片道8,500円とスクートビズで片道1万6,500円、関空=高雄(台湾)線はエコノミーで片道6,900円とスクートビズで片道1万6,900円、関空=バンコク/ドンムアン(タイ)線はエコノミーで片道1万1,000円とスクートビズで片道2万1,000円、関空=シンガポール線はエコノミーで片道1万1,900円とスクートビズで片道2万1,900円、新千歳=台北/桃園(台湾)線はエコノミーで片道8,500円とスクートビズで片道1万8,500円、新千歳=シンガポール線はエコノミーで片道1万5,500円とスクートビズで片道2万5,500円となる。

7月21日からの運航スケジュール(関係省庁の認可を条件とする)

スクートのCEOであるキャンベル・ウィルソン氏は、「東京、シンガポール、バンコクはアジア有数の魅力あふれる大都市であり、この3都市を結ぶ定期便をスタートできることを心から嬉しく思います。東京の皆さまにとってシンガポール、バンコクへのお得な選択肢が増えると同時に、シンガポールおよびタイからの訪日需要に益々貢献できることを願っております」とコメントしている。

なお、スクートやバニラエアを含むアジア太平洋地域の大手LCC8社(スクート、バニラエア、セブパシフィック航空、チェジュ航空、ノックエア、ノックスクート、タイガーエア・シンガポール、タイガーエア・オーストラリア)は5月、世界最大のLCCアライアンスとなる「バリューアライアンス」を設立。

これにより、いずれかの加盟航空会社のウェブサイトを経由して専用のウェブサイトにて出発地・最終目的地を指定するだけで、バリューアライアンスの路線ネットワークの中から乗り継ぎルート・利用便・最適な運賃を選択し、ワンストップで予約・決済できるようになる。現在、スクート、ノックエア、およびノックスクートはすでに相互に乗り継ぎ旅程や運賃を提供しており、他のアライアンス加盟航空会社も今後数カ月のうちに同サービスを提供開始する予定となっている。

スクートは現在、シンガポール・チャンギ国際空港を拠点に世界8カ国18都市に就航。LCCでは世界初となる、全定期便路線ボーイング787-8(エコノミー: 314席、スクートビズ: 21席の合計335席)での運航を行っている。

この5月からは、WiFiサービスによりお手軽な「ソーシャルライトプラン」を設定。このソーシャルライトプランは、飛行中に友人や家族に連絡やメッセージが入れられるよう、メールやSNSに最適なデータ容量(20MB)を通信速度64kbpsで提供する時間無制限で使用可能な5USドルのWiFiサービスとなっている。このほか、決められた時間内はデータ使用量無制限となる既存WiFiサービス(1時間=11.95USドル、3時間=16.95USドル、24時間=21.95USドル)も引き続き提供している。