日本語IMEの改善

IMEはPCを使う上で我々日本人に欠かせない存在だが、日本語MS-IMEにもいくつかの機能改善が加わった。例えば「きょう」と入力すると予測候補に日付が並ぶ。また、入力履歴管理を改善するため、プライベートモードが新たに加わった。入力履歴はユーザー辞書に影響を及ぼすため、文章作成時にWebページでの入力履歴が邪魔になることがある。このプライベートモードを有効にすることで、一時的に入力履歴の保存を無効にするというものだ。なお、Internet Explore 11やMicrosoft EdgeのInPrivateブラウズ時は自動的に有効となる。

本ビルドでは日本語MS-IMEにも手が加わり、予測候補の品質を向上させている(公式ブログより抜粋)

日本語MS-IMEに加わったプライベートモード。通知領域のアイコンを右クリックすると現れるコンテキストメニューから操作する

日本語MS-IMEにはクラウド候補によるサジェスト機能が用意されているが、UIの変更が加わったようだ。曖昧な表現になるのは、案内をうながす通知を確認できないためである。残念ながら筆者はATOKを使っているため、IMEに関するフィードバックを送れないが、日本語MS-IMEをお使いの方は試しながら適切なフィードバックをMicrosoftに送ってほしい。

クラウド候補に関するUIが変更されている(公式ブログより抜粋)

コンテナー機能を搭載?

その他の変更点として、仮想デスクトップをタッチパッドから切り替えられるようになった。Aul氏は4本指で左右にスワイプすることで切り替えられると説明しているが、初代Surface Proは未対応の様子。個人的に気になったのは「Windowsの機能」に<コンテナー>が加わっている点だ。

「Windowsの機能」に加わった<コンテナー>

現在Technical Previewを行っているWindows Server 2016は、Windowsコンテナーを実装する予定だが、Windows 10でも同様の取り組みが行われるようだ。実は2016年4月1日(現地時間)の時点で公式ブログによるアナウンスが行われている。

実際に試してみたが、GUI的な変化は加わらずPowerShellを通じて操作しなければならないため、こちらについては稿を改めて紹介したい。