バッテリ駆動時間は無線LAN常時オンで8時間近くを記録
バッテリ駆動時間も長く、公称のバッテリ駆動時間はQHD+液晶モデルが最大11時間、フルHD液晶モデルが最大15時間となっている。BBenchを利用して、無線LAN常時オン、液晶輝度50%、電源プラン「バランス」で、10秒ごとにキー入力、1分ごとにWeb巡回を行う条件でバッテリ駆動時間を計測してみた。
結果は7時間47分。無線LAN常時オンでこれだけ持てば、モバイルノートPCとして十分合格点を付けられるだろう。ACアダプタもコンパクトだが、ACケーブルが3ピンのミッキータイプでやや太いのが残念だ。
ベンチマーク結果も優秀
参考のために、いくつかベンチマークテストを行ってみた。実際の利用シナリオに基づく総合的なパフォーマンスを計測する「PCMark 8」の結果は以下に示した通りで、最新CPUと超高速SSDを搭載しているだけあり、モバイルノートPCとしてはかなり優秀なスコアだ。
ストレージ性能を計測する「CrystalDiskMark 5.0.3」の結果は、シーケンシャルリードが1585MB/秒、シーケンシャルライトが312.1MB/秒となった。シーケンシャルライトはそこそこだが、シーケンシャルリードは一般的なSATA 3.0接続のSSDと比べても3倍ほど高速である。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4K」の結果は、1,280×720ドット標準品質では「とても快適(スコア:7054)」、1,920×1,080ドット標準品質では「普通(スコア:4561)」だった。最新MMORPGも、設定を多少落とせば十分プレイ可能といえる。
プレミアムモバイルノートPCの名に恥じない逸品
New XPS 13は、デルのプレミアムブランドに恥じないスペックとデザインを備えたモバイルノートPCだ。
特に今回試用したプラチナ・QHD+タッチパネルモデルは、高解像度かつパワフルなスペックによって、メインマシンとしても満足できる。単独の液晶ディスプレイを追加して、デュアルモニタ環境を作るのもよいだろう。
コストパフォーマンスも高く、性能と携帯性、デザイン性の高く満たす製品として、幅広い層におすすめできる製品だ。
製品名 | New XPS 13 |
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量販店価格 | 直販144,980円から |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Intel Core i5-6200U(2.30GHz) Intel Core i7-6500U(2.50GHz) |
メモリ | LPDDR3 4GB(Core i5モデル) 8GB(Core i5/Core i7モデル) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 520 |
ストレージ | 128GB SSD(SATA、Core i5モデル) 256GB SSD(PCI Express、Core i5 / Core i7モデル) |
光学ドライブ | - |
ディスプレイ | 13.3型、1,920×1,080ドット 13.3型、3,200×1,800ドット |
タッチパネル | ×/◯(マルチタッチ) |
有線LAN | - |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
センサー | - |
Webカメラ | HD 720p |
主なインタフェース | USB 3.0×2、USB Type-C×1(Thunderbolt 3 / USB 3.1)、 SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット、ヘッドホン出力 |
バッテリ駆動時間 | 18時間 |
本体サイズ | 幅304×奥行き200×高さ9~15mm |
重量 | 1.2kg(タッチ非対応モデル) 1.29kg(タッチ対応モデル) |