どれだけ食べても太らず、生活習慣病なども招かないアイスクリームがあればどんなにいいことか……

「プレミアムなアイスクリームと言えば? 」と聞かれたら、「ハーゲンダッツ」シリーズを思い浮かべる人も多いだろう。300円に満たない金額ながら、口中にたっぷりと幸福をもたらしてくれるのがハーゲンダッツは、日常生活における"プチ贅沢"といってもよいだろう。

フレーバーも「バニラ」「ストロベリー」「クッキー&クリーム」などの定番から、期間限定の「和栗」「リッチカスタード」など、幅広く展開。スイーツ愛好者を飽きさせることがないよう、工夫をこらし続けている。最近では、2月末に発売された「華もち」シリーズの「きなこ黒みつ」「みたらし胡桃」があまりの人気ぶりに販売休止となり、話題を呼んだ。

そんなハーゲンダッツは、通常のミニカップが110mlとついつい食べきりできてしまうサイズだけに、食後のデザート感覚で1つ食べてしまうと、思わぬカロリーオーバーにつながる可能性もある。

では実際に、どれぐらいのカロリーを摂取しているのかを知るべく、「ハーゲンダッツ」シリーズのアイスを調べ、カロリーが高い順に5位までまとめてみたので参考にしてみてほしい。各メニューのカロリーはハーゲンダッツのホームページにある「商品情報」を参考にしており、2015年3月6日時点で同ページに記載されているものを対象とした。なお、ホームタイプサイズの「パイント」は対象外とした。


1位: 「マカデミアナッツ(ミニカップ)」(302kcal)

2位: 「チョコレートブラウニー(ミニカップ)」(273kcal)

3位: 「ブルーベリーチーズケーキ(クランチークランチ)」(269kacl)

4位:「バニラチョコレートアーモンド(クランチークランチ)」(268kcal)

5位:「和みあずき(ミニカップ)」(267kcal)

唯一の300kcal台で1位となったのは、バタースカッチを混ぜ込んだアイスクリームに、こだわりのマカデミアナッツを合わせた「マカデミアナッツ(ミニカップ)」となった。トップ5には「ミニカップ」から3品、「クランチークランチ」から2品がランクインし、アイスとサクサクのウエハースのコラボが楽しめる「クリスピーサンド」からは1品も入らなかった。

ハーゲンダッツの一人用サイズのアイスは、ほとんどが240~250kcal台となっており、「マカデミアナッツ(ミニカップ)」が唯一"別格"的存在だった。なお、一人用サイズで最もカロリーが低いのは「ストロベリー(ミニカップ)」で236kcal、「華もち みたらし胡桃(ミニカップ)」は248kcal、「華もち きなこ黒みつ(ミニカップ)」は238kcalとなっている。パイントも含めて全製品の中で最もハイカロリーだったのは「ラムレーズン(パイント)」で、1,065kcalだった。

五訂増補日本食品標準成分表によると、メンチカツ(冷凍)の可食部100gあたりのカロリーは244kcalで、焼きおにぎりは同181kcalとなっている。すなわち、食後にこれらのハーゲンダッツのアイスを食べることは、食事に100g強のメンチカツや150gの大きめサイズのおにぎりをプラスした計算になるのだ。

「食後のデザートは別腹」とはよく言うものの、摂取カロリーの数字は正直だ。ハーゲンダッツを1個平らげた後は、その日の食事から得る総摂取カロリーや栄養バランスにいつも以上に気をつけるようにしよう。

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