左から、サンヨーのステンカラーコート(リバーシブル)、ザ・スコッチハウスのダウンコート、イルファーロのライナー付きステンカラーコート

三陽商会は、「サンヨー」「マッキントッシュ フィロソフィー」などの紳士服7ブランドから、花粉対策機能を備えたスプリングコート「花粉プロテクトコート」13型を、全国百貨店を中心に1月上旬から順次発売を開始した。

13型中4型には主な素材として花粉が付きにくく落ちやすい「アンチポラン(c)」(東レ)を使用。高密度に織られた、表面の凹凸が少ない平らな生地のため、繊維の隙間に花粉が入りにくい。また花粉が付いてしまっても、付着した花粉が滑り落ちやすい。屋内に入る前に、コートを脱いで軽く払えば、花粉の多くを落とすことができるという。

また、9型では「アレルビート(c)」(小松精練)を使用。花粉やダニなどのアレル物質の働きを抑制する「抗アレル物質特殊加工剤」を、特殊技術によりナノスケールで繊維にコーティングした素材。生地に付着した花粉などのアレル物質を80%抑制することができるという。

全型にはっ水性も装備

同社では、防寒対策に役立つダウンコートから春に向けて活躍するジャケットタイプまで、着用する時期とビジネス・カジュアルといった様々なシーンにあわせたコートを展開する。また、13型全てに、花粉対策機能と併せて、春の雨対策にもなるよう「はっ水性」も装備した。

今シーズンは、表と裏両面で着用でき、1着で2つのカラーが楽しめるリバーシブルタイプのカラフルなスプリングコートが「サンヨー」から新登場。従来の2枚の生地を貼り合わせて作られるリバーシブル素材とは異なり、1枚の生地の表と裏に同時異色染色した小松精練の開発素材「エアダイ」を使用している。

また、防寒対策に役立つダウンコートを2ブランド(ザ・スコッチハウス、イルファーロ)より計2型、着脱可能なライナーを付けることで寒い時期から春・梅雨まで長い期間の着用が可能なコートを3ブランド(イルファーロ、サンヨー、ザ・スコッチハウス)より計3型展開する。

ビジネスだけではなく、カジュアルにも使えるジャケットは「イルファーロ」から展開。前身頃に収納力のあるポケットを3つ装備したドライビングジャケットは「ポール・スチュアート」より登場する。

いずれも、全国百貨店のほか、同社直営オンラインショップ「サンヨー・アイストア」で1月上旬から順次発売している。価格は3万3,000円~4万9,000円(税別)。