イードは2012年春以降に新生活(引っ越し)を始める予定の男女500名を対象に「新生活のインターネット環境に関する意識調査」を1月に実施し、2月20日に結果を公表した。それによると、使いたいモバイル高速インターネットサービスの1位はWiMAXだった。

イードによると「新生活のインターネット環境に関する意識調査」として、2012年春以降に新生活(引っ越し)を始める予定の人を対象に調査を実施。全国に在住の男女18~40歳から有効回答数500サンプルを得たという。調査期間は2012年1月27日~30日の4日間だった。

新生活に見直したいもの1位は「インターネット」

新生活にあたって引っ越し前のまま継続したいものは「携帯電話」(61.2%)、「インターネット」(24.4%)、「固定電話」(13.0%)、「新聞」(12.6%)、見直したいものは「インターネット」(47.0%)、「新聞」(20.6%)、「CS放送・CATV等の有料放送」(17.4%)、「固定電話」(16.4%)と続く結果になった。

継続したいのは「携帯電話」、見直したいのは「インターネット」

今後の契約意向ではモバイルサービスが固定回線を上回る

現在契約しているインターネット回線については、固定回線(光ファイバーやCATV、ADSLなど)(72.8%)、モバイルデータ通信サービス(8.0%)、固定回線・モバイルデータ通信サービス両方(5.8%)の順。一方で、今後契約したいネット回線はモバイルデータ通信サービス(27.4%)、固定回線(27.2%)、固定・モバイル(14.6%)の順となり、モバイルデータ通信サービスが固定回線を上回った。現在の契約と比べ20ポイント高い数字になったことからも、モバイルデータ通信サービスが主流になりつつある傾向が伺える。スマートフォンやタブレットなどの普及により、外出先でも高速でインターネット接続したいと考える人が増えたようだ。

今後契約したいインターネット回線はモバイルデータ通信サービス

「モバイルデータ通信」を現在利用している・今後利用したいと回答した人にその決め手を複数回答で尋ねると、「外出先でも家でも高速でインターネット接続できる」(68.3%)、「スマートフォンやタブレット、PCなど色々な機種でインターネット接続できる」(55.8%)、「コストパフォーマンスが良い」(53.4%)という回答が挙げられたほか、「配線がなくなるのが魅力的である。」(20代・女性)といった意見も挙がった。

今後使いたいモバイルデータ通信サービスは「WiMAX」

現在利用している「モバイルデータ通信」の通信会社は「WiMAX」(43.3%)、「イー・モバイル(G4)」(31.7%)、「ULTRA SPEED」(11.7%)、「Xi(クロッシィ)」(10.0%)という結果。次に、調査対象者全員に今後利用意向のある通信会社を尋ねたところ「WiMAX」(38.6%)、「イー・モバイル」(9.0%)、「Xi」(6.4%)、「ULTRA SPEED」(3.8%)という順で、「通信会社は特に決めていない」(26.2%)、「利用したくない」(16.4%)、「モバイルデータ通信が何か知らない/分からない」(8.4%)といった回答も寄せられた。

今後使いたいモバイルデータ通信サービスは「WiMAX」

WiMAXを選んだ人の理由としては「通信速度の速さ」(62.2%)、「月額利用料金の安さ」(59.6%)、「対応エリアの広さ」(45.6%)が挙げられた。また、「イー・モバイル」では「月額利用料金の安さ」(48.9%)、「通信速度の速さ」(40.0%)という結果になった。各サービスで特徴的な点を見ると、Xiは「ブランドイメージ・キャラクター」が、WiMAXでは「利用制限の有無」が他サービスと比べ大きな差をつけており、サービスの隠れた強みと言えそうだ。

ユーザーがモバイルデータ通信会社を選ぶ理由

「モバイルデータ通信」を現在利用している・今後利用したいと回答した人に「モバイルデータ通信を使用して良かったと思ったエピソードや経験、今後使用したい利用シーン」を自由回答で尋ねると、利用して良かったという経験は「出張中、ホテルに備え付けのインターネットが使えなかったときに、メールなど必要な用事をこなすことができた」(20代男性)、「子供が外出先でぐずったときに動画見せたら泣きやんだ」(30代女性)、「ドライブが趣味だが、どんな山奥でも利用できて便利」(20代男性)といった外出先での利用シーンについて意見が挙がったほか、「自宅の固定回線の故障時に、モバイルデータ通信を使ってインターネット環境を構築することが出来た」といった固定回線の代替利用のエピソードもあった。今後使用したい利用シーンについては「風呂に入りながらインターネットをしたいと思う。冬場はぬるま湯につかりながら1時間くらいネットサーフィンしていたい」(30代男性)といった意見も寄せられた。

今回の調査結果で顕著だったのは、ネットへの接続方法を「固定回線」から「モバイルデータ通信」へ変更しようという意向だった。現状では7割超が「固定回線」ユーザーで、「モバイルデータ通信」ユーザーは1割未満。両者には6割超の開きがあるものの、新生活にあたっては「モバイルデータ通信」の契約意向者が「固定回線」を逆転する結果となった。

利用意向のある通信会社の1位は「WiMAX」で2位は「イー・モバイル」。一方、「通信会社は特に決めていない」(26.2%)や「モバイルデータ通信が何か知らない/分からない」(8.4%)という回答が3割を超えているため、今春の顧客獲得に向けてモバイルデータ通信各社の市場競争は激しくなることが予想される。