充実したハードウェアに対して、ソフトウェアの構成は比較的シンプルといえるだろう。

従来製品同様、音楽や写真、映像といったコンテンツをはじめ、電子書籍や同期データなどへ素早くアクセスできる「Dell Stage」を搭載。これは画面下部にタイル状に表示されるランチャーソフトだ。任意のフォルダを追加できるので、頻繁に利用するアプリケーションやデータを保存したフォルダを登録しておけば、効率よく作業を進められるだろう。

「Dell Stage」を起動すると、画面下側にタイル状のランチャーが表示され、コンテンツへ素早くアクセスできる

タイルをクリックすると保存されているファイルが表示される。目的のファイルへダイレクトにアクセスできるのが便利

また、オンラインストレージやホームネットワーク上の機器とデータを同期させるソフトとして、「SyncUP」を用意。散らばりがちなコンテンツを、ひとまとめにして管理できるのが便利だ。

「SyncUP」はデータの同期ソフト。ホームネットワークにアクセスしているPCのデータのほか、オンラインストレージ上のデータもまとめて同期できる

ほかには、データのバックアップ用に「Dell DataSafe」も用意されている。本体内にデータをバックアップする「Local Backup」のほか、4月からサービスの提供をはじめたオンラインバックアップサービスも利用可能。大切なデータをしっかりと保存しておける。なお、オンラインバックアップサービスは1年契約の有料サービスとなっており、容量10GBで2,310円、30GBで4,820円、50GBで5,775円、100GBで6,930円の価格設定。ただし本製品向けに、無料で利用できる2GBのトライアルコースが用意されている。

ファイルやフォルダ単位はもちろん、システム全体もバックアップできる「Dell DataSafe」。オンラインバックアップサービス用のツールもプリインストールされている

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