HSBCは4日、日本の「HSBCプレミア」の顧客を対象に、人民元普通預金・定期預金サービスの提供を、12日から開始すると発表した。同サービスの開始により、HSBCプレミアでは、南アフリカ・ランド、ロシア・ルーブル、トルコ・リラなどの新興国通貨を含め、23通貨と、「日本で最も多くの通貨の預金を取り扱う」(HSBC)ことになる。

今回提供を開始する人民元預金は、普通預金と、1カ月、2カ月、3カ月の定期預金で、金利は最高で0.5%(※)になる。人民元普通預金・定期預金サービスは、日本のHSBCプレミアセンター、またはコールセンターを通じて提供する。

※ 2010年10月4日現在。金利動向により変更の可能性がある

また、人民元普通預金に関しては、グローバルファイナンス誌から賞を授与されたというHSBCプレミアのインターネットバンキングで、残高照会、預金、振替を、「安全かつ簡便に利用できる」(HSBC)としている。

HSBCプレミアの顧客に加え、3億円以上の金融資産を保有する富裕層を対象としたHSBCプライベートバンクも、人民元普通預金・定期預金サービスの提供を開始。HSBCプライベートバンクの顧客は、1回につき3000万円相当以上から、円・人民元振替サービスを利用できる。