「白鹿」「黒松白鹿」のブランド名で世界的に広く知られる辰馬本家酒造。同社は、情報システム部門の担う役割を「ITの運用管理(守り)」から「企業価値を高めるITの整備(攻め)」へとシフトさせることを目的の1つとし、ホストコンピューターのIBM i(旧AS/400)で稼働する基幹系システムを刷新した。
クラウド化やオープン化が叫ばれる昨今だが、同社が基幹系システムの刷新にあたり採用したのは “これまで通りのホストコンピューターを使い続ける” という選択肢である。この選択に対して「守りのIT」をイメージする声があるかもしれないが、決してそうではない。同取り組みは、間違いなく同社の「攻めのIT」の歩みを加速させているからだ。ランサ・ジャパンが同社の取り組みをまとめた資料から、一部を抜粋して紹介したい。
ランサ・ジャパン提供資料
[導入事例]
10年来の基幹系システムを一新
辰馬本家酒造がローコード・プラットフォームLANSAを選んだ理由
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情報システム部員を、経営企画側に専念させるために
辰馬本家酒造で稼働するIBM iでは、これまで、業務ロジックにはRPGを、ユーザー画面にはVisual Basic 6(以下、VB)を用いたスクラッチ開発の基幹系システムが稼働していた。移行ではこの基幹系システムを一新し、ユーザー画面はローコード開発プラットフォームであるLANSAを用いて再開発した姿に変わり、業務ロジックについても、RPGの資産は残しつつもLANSAで全面的に再構築されている。
10年以上もの間無停止で稼働してきたことから、同社は移行に際してオープン化やクラウド化は考えず、IBM iを使い続けることを選択。ただ、1つ、同社がこの取り組みを通じて注力したことがあったという。システム構造の簡素化だ。
IT人材不足が深刻化するなか、システム部員を確保することは、今後ますます難しくなる。また、ITスキルの習得も、技術の多様化と進展が急速な中にあってはいっそう困難になるだろう。これらを踏まえて同社では、従来システムを基幹システムへ統合して設計・開発・保守・運用といった業務コストを削減すること、更にはアウトソーシングの強化によってシステム管理工数を削減することで、システム部門が、本来あるべき姿である “経営戦略部門” としての役割を遂行することを追求。これにより「攻めのIT」を加速させることを計画した。
こうした業務移行にあたっては、”RPGやVBで書かれた属人的なプログラム” の存在が、速やかな移行を妨げるボトルネックになる。これを排除するために、同社は従来の基幹システム統合も可能なローコード・プラットフォームであるLANSAを全面採用し、システムの簡素化を推進したのである。
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資料から一部を紹介したが、ここまでご覧になっただけでも、辰馬本家酒造が「攻めのIT」の取り組みを進めたことがお分かりいただけるだろう。以下のリンクでは、同取り組みについて詳細が語られている。IBM iはいまなお多くの企業で稼働するホストコンピューターで、辰馬本家酒造のようにこれを使い続けることを選択する企業は少なくないだろう。そうした方には、ぜひ資料に目をとおしてほしい。
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辰馬本家酒造がローコード・プラットフォームLANSAを選んだ理由
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