ビジネス環境が激しく変化する昨今、企業が市場競争を勝ち抜いていく上で、ソフトウエア/サービスの迅速な開発や、効率の良いシステム運用をいかに実現するかが鍵を握ることは言うまでもない。
そこで今や当然となったのがクラウドやコンテナの活用だ。これらのソリューションにより、さまざまなアプリケーションのデプロイは自動化され、負荷が上がれば自動でスケールするなど、従来のオンプレミスシステムでは考えられなかったようなことが可能となっている。
なかでも注目を集めるのは、オープンソースのコンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」だろう。AWSやGoogle Cloudなど他のクラウド製品との親和性が高いことも手伝い、その利用は急速に広がりつつある。
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では実際、日本国内においてKubernetesをはじめとするコンテナ技術はどの程度活用されているのだろうか。
レッドハットでは、国内の企業や官公庁/自治体、非営利組織のITエンジニアやプロジェクト管理者を対象に、コンテナの利用状況とKubernetesに関するアンケートを実施。その結果を集計/分析し、レポートにまとめた(有効回答数:N=582)。
本稿では、同レポートの一部をご紹介しよう。
調査レポート
「日本のコンテナ市場2020」
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Kubernetesの利用はどの程度進んでいるのか?
アンケートは2020年3月2日~3月20日、Google Formsを活用してオンラインにて実施された。対応言語は日本語のみとし、回答にあたってRed Hat製品の利用の有無には言及していない。
まず、Kubernetesの導入に関して尋ねる質問「あなたの企業(もしくは支援先企業)では、Kubernetesを利用していますか?」では、「導入済み」もしくは「導入検討中」とした企業が合わせて77.6%を占める結果となった。その内訳からは、金融や通信、サービス業において特に利用が進んでいることが見て取れる。
さらに、コンテナ(Kubernetes)導入に対する期待を尋ねてみると「インフラ側のメリット」を挙げる回答が25.9%だったのに対し、「開発の生産性の向上(Agility)」や「アプリケーション運用の効率化(Cost Reduction)」など、「アプリ側のメリット」へ期待する回答が58.6%と大きな差を見せた。激しい市場競争のさなかにある企業が、いかにスピーディーな開発と運用の効率化を重視しているかがうかがえる。
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ダウンロード資料では、本稿で一部紹介したKubernetesを取り巻く市場動向のほか、導入検討のきっかけ/検討していない理由、導入時に最も欲しい情報、コンテナ以外に直近で気になる技術トレンドなどについて、アンケート結果がより詳細にまとめられている。今まさに注目を浴びるテクノロジーが国内市場にどう受け止められているのか、興味がある方はぜひご一読いただきたい。
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調査レポート
「日本のコンテナ市場2020」
[PR]提供:レッドハット