「先進企業の取り組みに学ぶ!データ時代のセキュリティーと最新テクノロジー」

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企業にとって、自社で保有するデータは事業価値を高めるための大きな武器だ。ただ、取り扱いを少し誤ってしまうだけで、データは企業の信頼を失墜させる大きなリスクへと変わってしまう。どうすればもっと有効に、より安全にデータを活用できるのか。

データ時代とも呼ぶべき潮流を受けて、Dell Technologiesは7月8日、「先進企業の取り組みに学ぶ!データ時代のセキュリティーと最新テクノロジー」と題するウェビナーを開催。100名を超える方がこれを聴講した。本稿では同ウェビナーの模様をまとめたホワイトペーパーから、データ時代だからこそ心に留めたいIT運用のポイントについて、最新テクノロジーを交えながら解説したい。

7月8日開催ウェビナーレポート
先進企業の取り組みに学ぶ!データ時代のセキュリティーと最新テクノロジー
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ポイントになるのは「バックアップデータの利活用」

ランサムウェアのような “感染するとデータを破壊したり暗号化したりするマルウェア” への対応を見据えた場合、未然に感染を防止するセキュリティー対策だけでは不十分だ。これを示すように、情報処理推進機構(IPA)や警察庁サイバー犯罪対策プロジェクトは、ランサムウェアに対して「感染したときのためのバックアップが重要」「バックアップを取った媒体は、必ずネットワークから切り離す」といったポイントを訴えている。いかにしてデータの保護性を高めるかが、事業継続の観点で強く求められているのだ。

ウェビナーではデータの保護性を高めるポイントとして、「バックアップデータの利活用」が挙げられた。スピーカーを務めたDell Technologiesの西頼 大樹 氏は、講演の中で「バックアップの仕組みを利活用することで、定常の運用負荷を大幅に削減する働き方改革などにつなげていくと同時にサイバー脅威対策を整備することができます。例えば、秋田県湯沢市様や岡山県真庭市様では増え続けるデータへの対応とランサムウェア対策に向けたデータ保護基盤を構築し成果を上げていらっしゃいます」と言及。ランサムウェア対策への利活用を行うために、企業は下に挙げる3つの事項をバックアップ環境に追加で組み込むべきだと強調した。

項目 説明
データ防御 暗号化や改ざん防止の仕組みでバックアップデータをより強固に保護する
データ隔離 攻撃者から見えない場所へ復旧用データを隔離保管する
データ衛生 隔離したデータの汚染状況を分析して、復旧用データの安全性を担保する

 

「Dell EMC Cyber Recovery Solution」と「Dell EMC Power Protect」でデータの保護性を高める

ウェビナーでは、データの保護性を高めるのに有用なテクノロジーとして、「Dell EMC Power Protect (以下、PowerProtect)」ソフトウェアのいち機能である「Dell EMC Cyber Recovery Solution(以下、Cyber Recovery Solution)」が紹介された。

Dell EMC Cyber Recovery Solutionは、上に挙げたデータ防御、データ隔離、データ衛生をバックアップ環境に追加で備える一気通貫のソリューション。入口対策をすり抜けた脅威からデータを隔離・防御し、そのうえでデータの検証と分析を行うことにより、万が一サイバー被害が発生した場合でもデータの信頼性を担保し確実なデータ復旧を可能にする。

ただ、企業内にデータが散在している状況では、Dell EMC Cyber Recovery Solutionも有効には機能しない。各システムが生成するデータを統合したデータ管理プラットフォームを構築し、ここにデータ防御、データ隔離、データ衛生の仕組みを組み込む必要がある。このデータ管理プラットフォームを担うのが、PowerProtectである。

Dell EMC PowerProtect X400アプライアンス

Dell EMC PowerProtect X400アプライアンス

PowerProtectは、Dell Technologiesが提供する次世代のデータ管理ソフトウェアと、それを搭載したハイパーコンバージドアプライアンスの総称で、マルチクラウド環境にあるあらゆるアプリケーションをサポートできる。最近ではコンテナ環境(Kubernetes)やコンテナアプリケーションを基盤上に同居させることが可能な「VMware vSphere 7」のデータ保護・管理を実現する機能をVMware と共同開発して組み込むこんだ。現代の企業は、仮想マシンで実行するアプリケーションだけでなくクラウド上に分散配置されたアプリケーションなど、多様な環境でアプリケーションを構築・実行している。PowerProtectを利用すれば、それぞれにあるデータすべてを統合し、プラットフォーム化することが可能になる。

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ウェビナーではPowerProtectの詳細にくわえ、事例講演として全日本航空の和田 昭弘 氏をスピーカーに、同社が取り組むデータ保護とセキュリティー対策について語られた。ダウンロード資料ではウェビナーの全容を紹介している。サイバー攻撃の高度化やコンテナなど次世代技術の適用が進む中においても安全にデータを活用するために、ぜひとも資料にある情報を役立ててほしい。

ダウンロード資料のご案内

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