東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構 アクティブラーニング部門 特任准教授 小原 優貴氏

東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構 アクティブラーニング部門 特任准教授 小原 優貴氏

6月30日に開催された「大学経営再考セミナー ~志願者増に向けた告知策と教育施策~」。最初の講演者である東洋大学の加藤氏に続き登壇した、東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構 アクティブラーニング部門 特任准教授の小原優貴氏は、「大学教育をアクティブラーニングで魅力的にする方法」と題し、アクティブラーニングとは何か、および東京大学におけるアクティブラーニングの取り組みについて解説した。

小原氏は、アクティブラーニングについて「一方向的な知識伝達型講義を聴くという受動的学習を乗り越える、あらゆる能動的な学習」と定義。能動的な学習には、読む・議論する・書くといった学生自身の活動への関与、および自分で考えたことをプレゼンテーションなどで外に出す”認知プロセスの外化”を伴うことが重要だと述べた。

また産業界が大学生の採用にあたって重視する素質・能力の上位3位が「主体性・コミュニケーション能力・実行力」であるのに対し、最近の大学生にはこれらが不足している状況があることを指摘。求められているものの、実際には不足している主体性などを身につけていく上で、注目されているのがアクティブラーニングだとした。

では、アクティブラーニング型授業の構築や導入に向けては、具体的にどのように取り組むべきなのだろうか。今回IT Search+では、小原氏が同セミナーでの登壇へ向けまとめた講演スライドを掲載している。東京大学で行われているアクティブラーニング型授業の内容や受講生によるアンケート結果といった実例から、大学の魅力向上をアクティブラーニングで行う方法まで総括した資料となっており、大学の対外的な価値の向上を考える一助となるだろう。ご参考いただきたい。

(マイナビニュース広告企画)

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