生成AIを安全に利用できる「サテライトAI・AIボード」

業務効率化に生成AIが使えるかもしれないと考えるとき、まず触れてみて欲しいのはサテライトオフィスが展開する「サテライトAI」シリーズの代表サービスである「サテライトAI・AIボード」だ。

「サテライトAI・AIボード」は、ChatGPTを代表とする生成AIを企業が安全に利用できるようにセキュリティ強化したものだ。機密情報の学習禁止や問題のある情報のマスク機能、ログ監視機能などを盛り込んでいる。GPT-3.5-Turbo、GPT-4-Tubo、GPT-4o、Microsoft Azure OpenAI系、Google Gemini/Vertext AI、Claude系などメジャーLLMをサポートしており、一般的なChatGPTと同じインターフェースで利用できる「サテライトAI・AIボード」と、GmailやOutlook風のインターフェースで利用可能な「サテライトAI・AIボード2」が用意されている。

ChatGPTでできると言われている活用方法には全て対応しているが、今回は特に得意である機能を例として広報部門の業務に利用する方法を考えてみよう。

  • 生成AIイラスト

イベント企画のアイデア出し&ブラッシュアップ

生成AIが得意なことの1つが、アイデア出しや対話によるブレインストーミングの相手だ。生成AIの特性上、非常に新規性の高い案や奇抜な案は出づらいが、担当者が1人でゼロから考えるのでは、下調べや考え込んでいる時間が長くなる。基礎的なアイデアを出してもらう、ブラッシュアップを手伝ってもらうという使い方には向いている。

また生成AIを上手く利用しようと考えると、最初に適切な情報を与える必要がある。たとえば自社製品の販促イベントを行いたいと考えた場合、単純に「自社製品の販促イベントを実施したいのでアイデアをください」と指示するよりも、自社製品の特徴や名称、製品のターゲット層、イベントの目的、開催時期や規模などの情報を与えた方がより具体的な回答をもらえる。

アイデアを貰うために必要な情報を書き込んでいくうちに、立案のために必要な情報が自分の中で整理されるという効果もありそうだ。

生成AIには、ぜひ複数案を出してくれるように依頼しよう。条件に合った案を5つ提案してください、というだけでOKだ。アイデアの提案理由を添えてもらうのもお勧めだ。そうして提案された中に気に入ったものがなければ、さらに5案、10案と追加を要求してもいい。

気に入ったものがあれば、それについて深掘りやブラッシュアップを依頼しよう。やりとりの中で自分が思いついたものがあれば、逆にこういうアイデアについて意見を聞かせて欲しいと話を切り替えてもいい。

人間相手だと繰り返しのリテイクや方向性の切り替えなどは相手の気分を害するかもしれない、負担がかかるだろうと気が引けるものだが、AI相手ならば遠慮なくできるのも大きな魅力だ。

作文&チェック機能でブログ・メルマガ作成をサポート

そのほかに、生成AIが得意としているものが文章の作成・要約・誤字脱字チェックなどだ。これを利用してメールマガジンやブログの文章を書いてもらうのもおすすめだ。

こちらも条件や目的をしっかりと与えてから作業させるといい。ブログならば題材や目的、文章の長さやトーンなどを決めておくといいだろう。メールマガジンの場合、構成によってはまとめて書かせずに項目ごとに書かせるなど工夫した方が実際に活用できる回答を得られやすい。

書かせたうえで、もっと明るいトーンで、もっと短くなど追加指示をしてリライトさせてもいいが、人間が手を入れてしまうのもおすすめだ。ゼロから考えるのは大変でも、下地があって手を入れて行くのならば最終的に全体を書き直すことになったとしても負担は小さくできるはずだ。

また書き上がった文章のチェックをさせるのもよい活用法だ。誤字脱字の確認はもちろん、全体を一度要約させたり、この文章の要点は何かなど質問をして狙いがずれていないかどうかを確認したりするのもいい。

  • 生成AIイラスト2

HTMLコーディングでランディングページ作成

生成AIはコーディングも得意だ。プログラミングやExcelのマクロを書かせる使い方がよく上げられるが、HTMLのコーディングにも対応する。そのコーディング機能と作文機能を組み合わせることで、ランディングページ制作に活用することも可能だ。

キャンペーン内容について適切な文章を書かせられるのはもちろん、SEOに最適なキーワードをあらかじめ指定して盛り込んだ文章にして欲しい、というような指示もできる。また社内データや一般公開されている統計データなどを利用して、数値を盛り込んだ説得力のある文章を求めるのもいいだろう。

「サテライトAI・AIボード」にはWebブラウジング機能があるため、自社や同業他社のサイトを参考例として示すことも可能だ。目的やターゲット、キャンペーン情報などとともに見た目やテイストの好みとして参考例を示せば期待するものに近い結果が出やすくなるはずだ。

さらに基本的な内容が仕上がったら、そこからABテスト用のバリエーションを作成させるのも簡単だ。もっとこうして欲しい、という追加指示を増やして行くのもAI相手なら遠慮なくできる。

ユーザーコメント分析も生成AIにおまかせ

「サテライトAI・AIボード」はChatGPTなどの生成AIをそのまま使うのと同じ使い勝手で、安全に業務利用できるのが特徴だ。しかしもっと用途を絞った機能が欲しいということもあるだろう。「サテライトAI」シリーズには、そうした機能特化型のサービスも多数ラインアップされているので、業務内容にあわせて併用するといい。

広報業務に活用して欲しいものとしては「サテライトAI・データ分析AI」がある。文字データや数値データをAIで分析するサービスで、Excel、Google スプレッドシート、CSVデータや、Google Cloud、Azure、AWSなどに蓄積したデータベースを利用可能だ。

広報業務ならば、お客様コメントやアンケートの結果の分析で活用するといい。コメントのポジティブ/ネガティブ分析や、購入動機分析などが行える。POSデータなどの大量数字データはGoogle Big Queryであらかじめ集計してから利用すれば、精度のいい分析が可能となる。こちらも広報施策成果の分析や製品購買に関する分析などで活用できそうだ。

サテライトオフィスではこのほかにも多くの生成AI関連ソリューションと、個別のビジネス支援ソリューションを用意している。企業ごと、目的ごとに合わせた採用や組み合わせのアドバイス、導入支援などについては、ぜひお気軽にお問い合わせいただきたい。

監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。Google Workspace(旧称:G Suite)の導入やアドオンの提供で、これまで実績6万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでクラウドサービスの普及に尽力している。

サテライトオフィス

■AI関連/クラウド関連に特化したインターネットソリューションベンダー■

さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界トップクラスの導入実績を持つGoogle WorkspaceやMicrosoft 365、LINE WORKS、ChatGPT など、AI関連ならびにクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。

●●無料活用セミナー 随時開催中!!●●

提供:サテライトオフィス

[PR]提供:サテライトオフィス