G Suiteと連携することで活きるハードウェア群
本連載ではこれまで「Chromebook」、「Hangouts Meetハードウェアキット」、「Jamboard」といったGoogleのハードウェアを紹介してきた。これらは全てG Suiteユーザーに向けた製品だ。単にG Suiteと組み合わせると使いやすい、少々便利になる、という程度ではなくG Suiteアカウントと組み合わせて利用することが大前提となっている、いわば専用品だ。
それぞれユーザーが手元で利用する個人端末、会議室と遠隔地とを接続する機器セット、会議室でのミーティングを効率化する端末、と役割は違っているが、いずれもG Suiteと接続することでクラウドに接続でき、情報やデータの扱いを解放してくれる。見た目だけ似た従来の別製品とは全く違った使い心地になるのが特徴だ。今回は改めて、その特徴を確認してみよう。
データは全てクラウドへ! 常に使う人の設定とデータが用意される「Chromebook」
Chromebookは、ハードウェア内にはデータを持たず、利用時は必ずG Suiteアカウントにログインする必要がある。これは1人が1台の端末を使い続ける場合、端末に情報が残らないという安全性をもたらしてくれる機能だ。
しかし使い方によって、別の効果が得られる。たとえば1台を複数人で利用する場合でも、いちいち端末の初期化や利用開始にあたっての設定を行う必要はない。またユーザー側としても、ログインさえすれば即座に自分用の使いやすい環境と自分のデータでの作業が開始できる。Chromebookは常に、その時点で利用しているユーザーにとっての「自分の端末」になるのだ。
そのため、出張時の持ち出し用として数台を部署で共有する場合や、別拠点からの来訪者用に解放した共有端末を用意するといった需要にも応えてくれる。端末価格も比較的安価であるため、オフィスで普段利用する端末は人数分用意した大型のもの、持ち出し端末は共用の小型のものと使い分けるようなこともできるだろう。
本格的なビデオ会議を実現する「Hangouts Meetハードウェアキット」
Hangouts Meetハードウェアキットは、会議室を「遠隔地と接続する本格的ビデオ通話機能をもったG Suiteユーザー」にするものだ。
高性能なカメラやマイクとスピーカー、というだけならばサードパーティ製のハードウェアを個別に買い集めることもできる。大型ディスプレイと、手頃なノートPCを組み合わせれば、とりあえずビデオ会議の体裁は整うだろう。しかしそれは、Hangouts Meetハードウェアキットで実現されるスムーズな会議とは違う。
Hangouts Meetハードウェアキットは独自に専用のライセンスを割り当てられることで、利用者がログインするという手間をかけず、即座に会議利用が行える。アカウントの予定表では会議室の利用状況が確認でき、利用時には専用タッチパネルからの操作で簡単に利用開始可能だ。そして、会議への招集や参加もG Suiteのユーザー同士で簡単に行える。
大画面、高性能なマイクとスピーカーといった部分は会議中の快適さにつながる。そしてG Suiteとの連携機能は会議開催までの準備と、開始時のスムーズさにつながる。両方が揃っていることがHangouts Meetハードウェアキットの大きな魅力なのだ。
クラウドからのデータ取り込みと保存が魅力のホワイトボード「Jamboard」
「Jamboard」も、やはりG Suiteとの接続が大きな特徴だ。大型タッチディスプレイというだけでは、その場での画面操作や描画が楽になるだけだが、G Suiteと接続することでクラウド上にあるデータを会議室で簡単に大画面表示をしたり、そこへ描き込みしたものをクラウド上に保存したりといった使い方ができる。
また、Hangouts Meetハードウェアキットなどと組み合わせて遠隔地とのビデオ会議をしている場合にも、同じ資料に対して遠隔地からの参加メンバーが一緒に描き込みを行うといった作業がしやすい。手書きしたものも、そのまま資料としてクラウド上に保存されることで後からの確認や、不参加メンバーへの共有もスムーズだ。
G Suite連携専用ハードウェアだからこその快適さ
各機能は、いろいろな端末や運用方法を組み合わせて擬似的に実現できないものではない。しかし、それは導入・運用の手間もコストもかかるものになるはずだ。
Googleのハードウェア群は専用品として設計され、物理的な設置後はG Suiteアカウントにログインするだけで即座に使えるようになっている。機能的なサポートはGoogle、ハードウェアサポートは機器メーカーと統一されており、さらにサテライトオフィスが導入・運用上の疑問や悩みに対応する。安価かつ簡単に快適な環境が入手でき、業務効率化にもしっかり貢献してくれる。それがGoogleハードウェア群といえるだろう。
監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)
大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィス(旧ベイテックシステムズ)を設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。G Suite(旧名:Google Apps)の導入やアドオンの提供で、これまで実績4万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでChromebook、Hangouts Meet ハードウェア、Jamboardの普及に尽力している。
サテライトオフィス
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さまざまなビジネスモデルに最適なソリューションパッケージを開発し、ユーザー目線に立った戦略の企画・提案を行っています。業界No.1の導入実績を持つG Suite(旧 Google Apps)やOffice 365、クラウドをより快適に使うためのハードウェアのChromebook、Hangouts Meet ハードウェア、Jamboardなどクラウドコンピューティングに関わるビジネスの可能性を追求しています。
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