SBI証券では、1日2兆円超の株式取引を処理するため、CCoEチーム、アプリケーションチーム、DBチーム、ネットワークチームなど、約350名のエンジニアが協力し、クラウドシステムの安定運用を支えている。同社のシステムはもともとオンプレミスで稼働していたが、インターネット取引における売買手数料の無料化をいち早く打ち出して、業界を牽引しながらビジネスを拡大し、その成長をさらに加速させるため、将来を見据えてクラウド移行を決断した。

Datadog Japan 提供資料
1日2兆円超の株式取引を処理するシステムをDatadogで統合監視して安定運用と業務効率化を実現
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1日2兆円超の株式取引を処理するシステムの安定運用と業務効率化を実現したSBI証券の事例に迫る

しかし、同社がクラウド移行プロジェクトを進める際には、さまざまな課題に直面することになった。選定したクラウドプラットフォームは機能面で十分とはいえず、システム監視・ログ管理についてもアカウントごとに行う必要があり、システム全域の統合管理ができない仕様であった。そのため同社は、クラウド対応とともに金融関係の国内法規制を遵守してデータを国内に保持できることを要件として、外部の運用管理ツールの選定に着手する。

SBI証券では複数のツールを検討した結果、前述の要件を唯一満たすことに加え、洗練されて使いやすいUI/UXを評価して、あるクラウド管理運用ツールを導入する。新たなツールは、各サーバーにエージェントをインストールする都合上、スモールスタートで導入されたが、ベンダーの強力な支援もあり、現在では100以上のDBインスタンスをカバーするなど、国内最大クラスのシステム監視体制を構築し、その安定運用を実現している。

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本コンテンツでは、SBI証券における基幹システムのクラウド移行プロジェクトの経緯を、事例として紹介している。同社がプロジェクトスタート時に直面した課題をどのように解決に導いたのか、新たなソリューションによって、当初期待した以上の成果を挙げることができた背景には何があったのかを深掘りする興味深い内容になっている。

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