現在、多くの国/地域では、CO2の排出量を大幅に削減するための取り組みが進められています。つまり、温室効果ガスの排出量をゼロに抑える「ネット・ゼロ」の達成を世界レベルで目指しているということです。この目標を達成するためには、ビルディング(建築物)の運用に携わる業界も1つの課題を解決する必要があります。その課題とは、通信用のインフラを現代化するというものです。
本稿では、10BASE-T1Lに代表されるシングルペア・イーサネットを導入することにより、ビルのデジタル化を図る方法について説明します。具体的には、RS-485のような旧来型の通信技術を使用しているビルを、シングルペア・イーサネットによってアップグレードする方法です。この方法を活用すれば、オートメーション化の促進、セキュリティ・レベルの向上、エネルギー消費量の削減などを実現し、持続可能性を高めることが可能です。