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小樽市役所
小樽市が市民や観光客向けに共用する公衆無線LAN「Otaru-City-Wi-Fi」のネットワーク整備において、フルノシステムズの無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)」と各種ネットワークソリューションが採用されました。ACERAの導入により、市民サービスの向上や国内外からの観光客のWi-Fi利用を実現することができました。
■ 防災・減災対策を重視した公衆無線LAN
小樽市では住民向けのサービス向上を目的に、2024(令和6)年3月に市民や観光客がスマートフォンなどの端末を無料で接続して利用できる公衆無線LAN 「Otaru-City-Wi-Fi」の供用を開始しました。市の施設を利用する市民の方々へのサービス向上としての役割りはもちろん、小樽の街を訪れた観光客もSNS認証により気軽に接続することができます。また、防災・減災等の観点から、災害発生時に誰もがパスワードなしでWi-Fiに接続できる災害用統一SSID「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」に切り替わる公衆無線LANとして整備しました。
ネットワークの構築には、フルノシステムズの業務用無線LANアクセスポイント「ACERA」を採用しました。19台のアクセスポイントを市役所や市民会館、図書館などに設置してネットワークを運用しています。ネットワークの管理には、無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)」を導入し、管理運用の効率を高めています。
■ 誰もが使いやすい認証機能に対応
Otaru-City-Wi-Fiは、Facebook、LINE、X(旧twitter)、Google、Yahoo! JAPAN IDでのログインに対応しています。使いやすいSNS認証システムにより、利用者が手軽に快適に公衆無線LANに接続できます。
■ 簡単な操作で00000JAPANに切り替え可能
Otaru-City-Wi-Fiは、災害発生時に誰もがパスワードなしでWi-Fiに接続できる災害用統一SSID「00000JAPAN」に対応します。市役所別館では、カギを回すだけの簡単な操作で通常時のWi-Fiを00000JAPANに切り替えられる専用の装置「Wi-Fiモードセレクター」を導入することで、複雑なシステム操作をすることなく簡単かつ迅速にWi-Fi設定を切り替えることができます。地震などの災害発生時における利用・開放を見込んでいます。
■ 公衆無線LANの整備構築に寄与する付加価値を提供
公衆無線LANの整備構築においては、通信品質はもちろん、認証方式やセキュリティなどユーザーの利便性向上といった課題への対応が求められます。また、災害時に避難所となる公民館などでの防災Wi-Fiとしての機能も重要な選定ポイントとなります。フルノシステムズは、公衆無線LAN構築に適した無線LANソリューションを提供することで、これからも自治体の取り組みに広く貢献していく方針です。
フルノシステムズの導入事例はこちら
https://www.furunosystems.co.jp/
防災Wi-Fiソリューションの情報はこちら
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