山間部などでは携帯電話や光回線のエリア対象外となるケースがあり、そのような不感地帯で行う作業にはさまざまな不都合が生じる。
もし何らかの現場作業を行う際にインターネット通信が使えないと、緊急時の社内連絡や、気候の急変といった情報把握に遅れが生じる恐れがあり、作業従事者の安全対策が後手に回ってしまう。
また、いざというときに作業環境についてのデータを外部から取り寄せることができないため、事前にさまざまな情報を紙に印刷するなどして持ち運ぶことになる。
作業現場におけるこのような課題は、いかにして解消すればよいのだろうか。
数々のテクノロジーが活用できない不感地帯
携帯電話や光回線のエリア対象外となる不感地帯では、従業員の安全性の確保はもちろん、効率よく作業を進めるためのテクノロジーが使えないといった課題に直面することになる。
例えば、スマートフォンで現場を撮影するとその場で3次元計測データを生成してくれるようなアプリの利用、デジタルツインによる遠隔地からの現場状況の把握、現場の風速が設定値を超えた場合に警報を動作させるといったIoTの活用などが滞ってしまい、生産性も上がらないだろう。
そこで求められるのは、衛星インターネットサービスによる通信網の構築ではないだろうか。
数々のテクノロジーが活用できない不感地帯
ここからはNTTドコモがStarlink認定再販事業者として提供し、NTTコミュニケーションズが販売を務める衛星インターネットサービス「Starlink Business」を例に、そのメリットを紹介していく。
「Starlink Business」とは、高度約550km(2023年11月時点)という低軌道で地球を周回する衛星を使ったインターネット接続サービスのことだ。
高軌道の衛星を使った場合と比べると、高速・低遅延な通信が可能になるのが特長となる。通信速度は上り25Mbps、下り220Mbpsを実現し、山間部や過疎地を含む日本国内全域をカバーしてくれる。これにより、例えば緊急時でもオンライン会議などですぐに社内共有が可能になるのがメリットだ。
利用開始時も天空が開けた場所にアンテナを設置してルーターを接続し、簡単な初期設定を行うだけで済む。
NTTコミュニケーションズは、3次元計測の技術を生かしたソリューションも提供しているので、衛星インターネットサービス「Starlink Business」と併せて検討いただければ幸いである。
[PR]提供:ドコモビジネス(NTTコミュニケーションズ)