カーボンニュートラルの達成に向け、ダイキンがまず取り組んだのが、工場内における使用エネルギーの現状把握だ。

生産ラインや設備数が多くデータが膨大だったこともあり、現状把握と要因分析に1年以上の時間を要したというが、温室効果ガス排出量全体の66%を製造部門が占めていることが特定できたため、当部所を排出量削減の最初のターゲットに絞り込んだという。

その後、生産現場では具体的にどのような施策を行っていったのだろうか?

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ダイキン自社工場のカーボンニュートラルに向けた取り組みに迫る
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熱源設備の改善で約86%もの省エネを実現

ダイキンが自社工場でカーボンニュートラルの取り組みを推進! いかにして104tものCO2排出量を削減したのか?

まず、生産工場の設備別エネルギー使用比率をみると熱源設備が全体の38%を占めていたことを受け、熱源設備の省エネ取り組みとして塗装ラインの洗浄槽の低温化や設備置換などを実施。この改善によってその塗装ラインでは約86%もの省エネ効果が得られ、104tものCO2排出量削減に成功したという。

また、生産ラインにおける空調の使用方法・必要量を分析し、省エネ性と快適性を両立した現場改善の取り組みも推進している。その結果、2019年度と比べて2021年度には年間の工場空調電気使用量を約26%削減した上、工場内の温度も約6度以上改善できたとのことだ。

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ここまでダイキンによるカーボンニュートラルに向けた取り組みについて簡単に紹介してきたが、実際に行ってきた内容は手探りの中でトライ&エラーを繰り返した細かな施策の積み重ねであった。以下のリンク先から入手できる資料ではその一部始終を確認することができるので、製造業の担当者はぜひ参考にしていただきたい。

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