ミッションプロファイル(MP)は、組み込みシステムや半導体、さらにはそれらが搭載された完成製品にかかるストレス、負荷条件をまとめたもので、特に自動車業界では数十年以上前から、このMPに基づき、そのデータを活用することで、品質や信頼性に優れた製品を開発、製造してきた。現在では自動車業界だけでなく、他の業界においても、より長い製品耐用年数を想定した「拡張(長期)ミッションプロファイル(EMP)」の重要性が、改めて認識され始めている。

その背景には、特に自動車業界において近年顕著になっている、電動化、運転支援や自動化へのニーズの拡大と、それに伴う電子コンポーネントの増加、設計の複雑化がある。従来の内燃機関ベースの自動車の予想合計寿命は、レガシーなMPでは15年、1.2万時間と規定されていたが、EVではコンポーネントによってはEMPで3万、6万、7万時間に達することもあるなど、ギャップが大きくなってしまっているのだ。しかし、業界全体でEMPの標準化を図ろうという動きはまだないのが現状だ。

NXPジャパン 提供資料
車載および非車載アプリケーション向け拡張ミッション・プロファイル
> > 資料ダウンロードはこちら

*  *  *

本コンテンツでは、その必要性や重要性については理解しつつも、自動車業界がEMPの標準化や普及に苦労している理由について解説している。さらにある半導体メーカーが、自社製品やそれを組み込んだ完成品の品質、信頼性を適切に評価するため、そして長期の寿命要件を評価する能力を養うために、積極的にEMPを活用しようという取り組みを紹介している。

非常に興味深い内容なので、自動車業界に限らず、最新テクノロジーを駆使したモノづくりの現場に携わるすべての人々に、ぜひ一読してほしい。

ダウンロード資料のご案内

NXPジャパン 提供資料
車載および非車載アプリケーション向け拡張ミッション・プロファイル
> > 資料ダウンロードはこちら

[PR]提供:NXPジャパン