もともと企業におけるITは、LANや無線LANを通じてサーバーと呼ばれるコンピューターに端末を接続し、業務に必要なデータやソフトウェアを利用するという使い方が通常だった。

たとえば手元のPCにインストールされたソフトウェアだけでなく、サーバーにインストールされたソフトウェア(経費精算や勤怠管理など)を利用した経験はないだろうか。

メールソフトやOfficeソフトをブラウザ経由で利用したことがある人も多いはずだ。

これらの場合もサーバーにインストールされたソフトウェアをネットワークを通じて利用していることになる。

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身近なクラウドサービスの提供形態

いまや、そうしたソフトウェアの多くはクラウドサービスとして提供されており、ユーザーはインターネットを通じて「自社が所有していない」「どこかにある」サーバーにインストールされたソフトウェアを利用している。

これが、身近なクラウドサービスにおける一つの提供形態といえるだろう。

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