IT企業がBtoB向けのビジネスを展開するうえで、自社の製品・サービスの認知拡大は重要なミッションといえる。そこで注目したいのが、マイナビが提供する「テクノロジーとビジネスの課題解決を ”つなげる” メディア」をコンセプトに掲げる「TECH+」だ。

長年にわたり人材系をはじめとした多様なメディアを運営してきたマイナビだが、その知見を最大限に活かして作られたタイアップ記事は読者の共感を呼び、製品・サービスの特長がイメージしやすいものになっている。同社は、タイアップ記事をスピーディかつリーズナブルに作成できるソリューション「定型タイアップ」の提供を開始した。本稿では、IT企業が抱えるBtoBプロモーション・マーケティングの課題を交えながら、新ソリューション「定型タイアップ」の魅力を紐解いていきたい。

成長を続けるインターネット広告市場──。BtoB広告の課題とは?

現代のビジネスにおいて、ITの活用はもはや不可欠といえる。業務効率化や生産性向上はもちろん、顧客との接点、企業間の連携の強化などITのメリットは多岐にわたる。近年では、全社的な取り組みとしてDXを推進し、情報システム部門のみならず、経営企画部門や業務部門の担当者など幅広い層がITの最新動向を常にチェックするようになった。

こうした状況のなか、法人向けのIT製品・サービスを提供する企業の広報、マーケティング担当者はプロモーション・マーケティング戦略の見直しを迫られている。ITがビジネスや生活に浸透したことや、新型コロナウイルスの流行によりイベントなどのオフライン施策が難しくなったことで、インターネット広告市場が大幅に成長した。それにともない、ターゲットとなる企業の担当者が情報収集に利用するチャネルもオンラインに移行している。めまぐるしい変化を受けて、従来の広告展開では十分な効果が見込めなくなってきているのだ。

また、自社ウェブサイトやブログなどのオウンドメディアやSNSを活用したマーケティングに取り組む企業も急増している。さらに人気俳優やタレントを起用した企業ブランディングを展開するケースも多く、法人向けビジネスを展開するIT企業においても広告クリエイティブの品質が求められるようになった。

とはいえ、費用対効果の見えづらいマーケティングに予算やリソースをつぎ込める企業は少ない。さらに前述したとおり、全社的にDXに取り組む企業が多く、幅広い部門がITを取り扱うことになったことで、担当者のITリテラシーもさまざまだ。多様なターゲットに対して、クオリティを意識したうえで自社製品の魅力を伝えられるコンテンツを作成するのは非常に難易度の高いミッションとなる。

  • イラスト:BtoBマーケティングの課題を抱え、悩んでいる男性

くわえて「オウンドメディア」の運用においては、コンテンツの質と同時にコンテンツの量産も課題となる。継続的に運用していく中で、流入数・コンバージョン数が頭打ちになるケースに対して、コンバージョンしやすい質の高いコンテンツが多く必要となるからだ。

また、企業ページに流入する読者はかなり課題が顕在化した層ともいえる。まだ課題が潜在的な層、課題にも気づけていない非認知層にも上手にアプローチする必要があるが、企業ページだけではタッチポイントを最大化することは難しい。そこで、膨大な読者を持つウェブメディアへのタイアップ記事出稿は、課題潜在層や製品非認知層へのリーチ手法として有効な選択肢となる。

しかし、いざウェブメディアへの出稿を具体的に検討するとなると「メディアが多すぎてどれを選べばよいかわからない」「具体的な記事のイメージが見えてこない」「メディア担当者との打ち合わせが面倒」「リソースの負荷が高い」「時間がかかってタイムリーな広告展開ができない」といった課題が顕在化し、実施に踏み切れないケースも少なくないのが現状だ。

記事のイメージがつきやすく、低価格なTECH+の「定型タイアップ」

そこで注目したいのが、マイナビが運営するITを中心としたビジネス情報サイト「TECH+」が提供する新サービス「定型タイアップ」となる。

TECH+は2021年2月にマイナビニュースのBtoBチャンネルがスピンアウトして始動したメディアで、タイアップ記事広告やメディア会員へのメルマガ配信等をはじめとした「オンライン広告」、詳細なセグメンテーションが可能な「リード獲得」、豊富なビジネスイベントの開催実績を活かした「ウェビナー企画・運営」といった多彩なサービスを取り揃えている。

なかでもオンライン広告の1つであるタイアップ記事サービスでは、インタビュー形式をはじめ、対談、導入事例、漫画・イラスト、SEOコンテンツ、イベントレポートなど、さまざまな切り口でタイアップ記事を展開。マイナビのドメインパワーを最大限に活かし、製品・サービスの認知度向上や企業ブランディングを強力に支援するサービスとして多くの企業に活用されている。さらにFacebookやNewsPicksなどのSNSやキュレーションサイトとの提携メニューも豊富に取り揃えており、コンテンツの内容にあわせて自由な設計が可能だ。またTECH+で掲載した記事をオウンドメディアで掲載するといった二次利用も可能で、自社サイトに質の高いコンテンツを拡充することも可能だ。

ただし、タイアップ記事を作成するには、メディア担当者との綿密なディスカッションを重ね、記事の方向性を明確化したうえで取材を行うことが一般的だ。そのため、それなりの時間や人的リソースの確保が必要となる。特に初めてタイアップ記事の出稿を検討する担当者にとっては、ハードルが高いと感じてしまうだろう。こうした課題を解決するために生まれたのが、TECH+の定型タイアップとなる。

本サービスは"シンプルなタイアップ記事”というコンセプトで、従来のTECH+タイアップ記事に比べて、リーズナブルに利用できる。あらかじめ用意された定型の記事構成に沿って作成されるため、記事内容もイメージしやすい。一度きりの取材で記事制作に進むことが可能で、最小限のやり取りでスピーディに記事広告を展開できるのもポイントだろう。記事の体裁は、読者に伝えたいメッセージをダイレクトに表現できるインタビュー記事と、言葉だけで説明するのが難しいIT製品・サービスをわかりやすく伝えられるイラスト記事から選択が可能だ。これにより専門的なIT商材も読者にもわかりやすく伝えることができる。さらに通常のタイアップサービスと同様、オプションで二次利用権を取得すれば、オウンドメディアへの転載も可能だ。

予算確保がしやすいタイアップ。リソースをかけずに、良質な広告コンテンツを展開

このように、タイアップ記事出稿における課題を払拭できるTECH+の定型タイアップは、初めてタイアップ記事を利用する企業を中心に活用が進み始めている。ここでは海外でポピュラーなITサービスを国内に展開しているA社の事例を紹介しよう。

これまでは作成する記事のイメージや費用対効果を明確にできず、タイアップ記事の予算を確保できなかったA社のマーケティング部門。定型の記事構成で記事イメージをつかみ、さらに低価格で利用できる定型タイアップを採用することで予算を確保したという。担当者に負荷をかけることなく、わかりやすく自社製品の特長が解説された記事をスピーディかつリーズナブルに作成・展開し、日本国内における製品の認知度向上を実現している。さらにA社では、作成したタイアップ記事をホワイトペーパー化することで、オウンドメディアのダウンロードコンテンツとしても活用。流入数、コンバージョン数の増加が実現できたため、今後は通常のTECH+タイアップ記事サービスを利用し、より踏み込んだコンテンツの作成やSNS連携を検討しているという。

  • イラスト:定形タイアップを活用して、リソースを割くことなく良質なコンテンツを展開している様子

A社の事例からもわかるように、定型タイアップは、リソースはかけられないがメディアのタイアップ記事が備えるメリットを享受したいという企業にとって好適なソリューションといえる。数々のメディアを長年運営してきたマイナビが持つノウハウを利用して、自社のインターネット広告の活用促進に取り組んでみてはいかがだろうか。

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