テレワークの普及でビジネス向けノートPCに求められる役割や機能は大きく変化した。オンライン会議に欠かせないWebカメラが必須機能となったのは、その代表的な例と言えるだろう。また、オフィス以外の場所で業務を行う機会が増え、性能はもちろんだが、画面の見やすさや持ち運びやすさもこれまで以上に重視されるようになった。
最近はオフィス回帰の傾向もあって従来型の出社勤務が再び増加しており、働き方の流動性は高まる一方。そうしたなかでますます重要になってくるのがPCの持ち運びやすさだ。今回は、その持ち運びやすさの目安となるPCの「重さ」について考えていく。
ノートPCは1.5kg以下が持ち運びやすさの目安
ひと昔前は2kgを超えるノートPCもザラにあったが、最近は薄型軽量化が進んだことで、多くの製品が1~2kgの範囲におさまるようになってきている。なかには1kgを切る軽さを実現したものも。しかし、使い勝手を考慮すると必ずしも軽ければいいというものでもないのがノートPC選びの難しいところだ。
一般的に、ノートPCの質量は性能に比例して重くなる。これは、性能の高いパーツほど発熱や消費電力も大きく、熱対策のため冷却効率を高めたり、大容量のバッテリーを搭載する必要があるため。また周辺機器をつなぐためのインターフェースを増やせば、そのぶん質量や本体サイズに影響する。さらにディスプレイの見やすさを重視して大型の液晶パネルを搭載すれば、本体はより一層大きく重くなってしまう。
そこで最近は1kg台前半の14型ノートPCの人気が高まっている。これは、バッグに入れて持ち運ぶ際、1.5kg前後が負担を感じる分かれ目になるから。14型が人気なのは、画面表示が見やすいうえ、本体サイズがA4クリアファイル(約220×310mm)程度におさまるのが理由だ。
もっとも、利用シーンによってはもう少し大きく重いノートPCの方が向いていることもある。たとえば在宅ワークで据え置いて使うことが多く、持ち運ぶ機会が少ない場合。サイズにゆとりがあると搭載できる機能も増え、そのぶん周辺機器を減らすことができるからだ。たとえば15.6型ディスプレイを搭載したノートPCだとテンキーを標準搭載している製品も多く、なかには光学ドライブを内蔵できるものもある。また、設置安定性が高くなるため、電源コードをうっかり引っ掛けても机から落下しにくいというメリットもある。2kg前後なら、いざというときは持ち運んで出先で使用することも可能だ。ちなみに、USB Power Delivery対応機器であれば、PCとスマホの充電器を別々に持たなくても兼用できるため、外出や出張時などでも荷物が軽くなるメリットもある。
▼ノートPCの重さの選び方 | |
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1kg以下 | 常に持ち歩いてメインPCの補助として使用する |
1~1.5kg | 在宅やオフィスでメインPCとして使用し、出先に持ち運ぶことも多い |
1.5kg~2kg | メインPCとして据え置きで使いつつ、ときどき出先に持ち運ぶこともある |
2~2.5kg | 据え置きメインで持ち運ぶのは屋内がほとんど |
2.5kg以上 | 据え置きで使い、本体を動かすことはほとんどない |
利用シーンに合わせて選べるビジネス向けPC
それでは、テレワーク時代の働き方にマッチした重さのビジネス向けノートPCには、具体的にどのような製品があるのだろうか。ここでは、品質・サポートの高さで評価されるマウスコンピューターのビジネス向けPCブランド「MousePro」から、いくつかおすすめの製品を紹介していこう。
マグネシウム合金の採用で約1.12kgの軽さを実現「MousePro-NB420H」
「MousePro NB4」シリーズは、14.0型フルHD液晶ディスプレイを採用しながら1kg台前半の軽さと約20.0時間の長時間バッテリー駆動を実現した薄型軽量ノートPC。ラインナップには第11世代インテルCore i7とCore i5を搭載したモデルがあるが、本製品はコスパに優れたCore i5-1135G7プロセッサーを採用しており、日常的な用途からビジネス用途までを快適に行うことができる。本体素材に軽くて丈夫なマグネシウム合金を採用しており、厚み16.9mm、質量1.12kgを実現しているのも特徴。薄型軽量ボディながらインターフェイスが充実しており、USB 3.0、USB 3.1、Thunderbolt 4(Type-C×1 ※USB PD対応、画面出力対応)、USB PD対応、画面出力対応、HDMI、カードリーダー、ヘッドホン出力/ヘッドセット端子、セキュリティスロットなどを搭載する。
MousePro-NB420H(129,580円~/税込)
【基本スペック】CPU:インテルCore i5-1135G7プロセッサー、グラフィックス:インテルUHDグラフィックス(メモリ8GB搭載時)、※BTOでメモリ16GB以上を搭載した場合、インテルIris Xeグラフィックスに変更、メモリ:8GB、SSD:256GB(NVMe対応)、サイズ:W322×D216.8×16.9mm(折り畳み時/ 突起部含まず
在宅ワークで使いやすい重さの「MousePro-NB540H」
「MousePro NB5」シリーズは、15.6型フルHD液晶ディスプレイと光学ドライブを搭載しながら、2kg前後の軽量ボディを実現したノートPC。CPUにCeleronを採用したエントリーモデルから、Core i3やCore i5、Core i7を搭載したモデルまで 幅広いラインナップが展開されている。本製品は、そのうちCore i5-1135G7プロセッサーを搭載したミドルモデル。テンキー付きのフルサイズキーボードを搭載しているため、Excelでのデータ入力も快適に行える。有線LAN、D-Sub、HDMI、USB 3.0、USB 2.0×2、USB 3.1×1(Type-C×1 ※USB PD対応、画面出力対応)ヘッドホン出力/ヘッドセット端子、マイク入力端子、セキュリティスロット、DVDスーパーマルチドライブ(BTOで削除も可能)などインターフェースが充実しているにもかかわらず、質量は約2.03kgに抑えられており、場所を変えて作業したいという場合も持ち運びやすい。BTOでLTEモジュールを選択すれば、出先でモバイルデータ通信を行うことも可能だ。
MousePro-NB540H(115,280円~/税込)
【基本スペック】CPU:インテルCore i5-1135G7プロセッサー、グラフィックス:インテルUHDグラフィックス(シングルチャネル)、インテルIris Xeグラフィックス(デュアルチャネル)、メモリ:8GB、SSD:256GB、サイズ:W361×D256×29.1mm(折り畳み時/ 突起部含まず)
いずれも直販サイトではメモリやストレージなどをきめ細かくカスタマイズすることができる。また、1年間無償ピックアップ保証や24時間×365日電話対応など、手厚いサポートが受けられるのも魅力的。ビジネスPCの購入を検討しているユーザーは、一度チェックしてみてはいかがだろうか。
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