大林組は、フルノシステムズの無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ) 1010」650台と無線ネットワーク管理システム「UNIFAS(ユニファス)」を導入し、全国の土木・建築現場の無線環境を強化した。作業員が使うiPadの快適なデータのやりとりを実現するため、フルノシステムズ製のアクセスポイント(AP)を導入してWi-Fi(無線LAN)環境を改善した。ハード機器のAPはフルノシステムズが提供し、ネットワーク・システム設計、メンテナンスサービスなどの運用サポートは、システムインテグレータであるオーク情報システムが担当した。
企業ネットワークへの不正侵入を防ぐ認証プログラムに対応
現在、土木・建築現場における工事の進捗状況把握には、ICTを用いた情報管理体制の構築が不可欠となっている。大林組は2012年にiPad3,000台を導入し、それに合わせて土木・建築の現場事務所内にアクセスポイントを配備するなど、ICTの活用推進に取り組んできた。一方、現場事務所では、以前に設置していたアクセスポイントがつながりにくいなどの声もあり、無線環境の改善を検討していた。
大林組では、企業ネットワークへの不正侵入を防ぐために使用している所定の認証プログラムがあり、その仕組みに「ACERA」と「UNIFAS」が対応することから、導入を決めた。また、安定した無線接続はもちろんのこと、夏場の現場事務所閉所時など室内温度が上昇しても故障しないよう、APの動作保障温度が55℃と高いことも、採用決定の一因となった。
全国の土木・建築現場でWi-Fiを活用
大林組の土木・建築現場では、iPadが欠かせないツールとなっている。Wi-Fiは、iPadのアプリケーションのインストールや、共有サーバーに接続する際に用いられる。大林組が開発したiPad用検査支援システム「GLYPHSHOT(グリフショット)」では、iPadで入力した検査記録データを、現場事務所のサーバーにWi-Fiで同期して管理する。
「ACERA 1010」はオーク情報システムが管理しており、全国の現場にキッティングして発送し、 Wi-Fiインフラを構築する。万が一、無線接続に問題が発生しても、「UNIFAS」による遠隔操作で統合管理が可能。接続状況の監視やメンテナンス対応に活用できる。
土木・建築現場のICT化に無線インフラで貢献
大林組のように、ICT化が進む土木・建築現場では、各種情報機器を無線接続で使う機会が増えている。フルノシステムズは、利用価値の高い無線LANソリューションを提供することで、土木・建築現場のさらなる無線推進と業務効率向上に貢献する方針だ。
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http://www.furunosystems.co.jp/jirei/detail/id=950
大林組のホームページはこちら
https://www.obayashi.co.jp/
オーク情報システムのホームページはこちら
http://www.oakis.co.jp/
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