慌てて書類をかき集め、膨大な紙を目の前にひたすら数字を入力する…。そんな光景が日本中で繰り広げられるのが、確定申告の時期だ。おそらく、このような経験をしたことのある人は『今年こそ確定申告ソフトで楽をしよう』と思っていたはず。しかし、実際にはソフトウェアの入手が遅れたり、買ったはいいけどやっぱり慣れている自分のエクセルで…という人も多いのではないだろうか。
今回は、そんな苦労を経験してきたパソコン教室開業5年という、パソコンスクール スキップ 武蔵小山教室のオーナー 酒井昌文氏に確定申告の仕方について、話を伺った。
青色申告を目指してスタート
起業して5年目となるパソコン教室「スキップ」を経営する酒井氏。前職が飲食業ということもあり、簡単な経理は経験していたため、起業時には65万円の控除が受けられる青色申告が『絶対に得だ』ということは知っていた。しかし、事業所登録の初年度は青色申告ができなかったため、まずは白色申告から始めたという。
「エクセルで簡単な入出力表を作り、それを確定申告書類へ転記していました。ですが、ミスがあると、どこで間違えたのかを探すのが大変で、計算ミスや転記間違いなども多く、税務署から指摘され、3回くらい修正しました」と酒井氏。この時の経験から、青色申告時にはソフトウェアを使おうと心に決めていた。苦労はあったものの初年度の確定申告を終え、酒井氏は青色申告を申請。すぐにソフトウェア選びを始めたという。
「有名なソフトの体験版を集めて、自分で試してみました。その中で、ソリマチの『みんなの青色申告』が一番自分にフィットすることが分かりました。ほかのソフトは、組織化された会社向きだったり、会計の知識がないと使いづらかったりと、使っている途中で挫折してしまいました」と酒井氏は振り返る。
また、「その後、前職の時に、副業を始めようと思って青色申告ソフトを購入していたのを思い出し、探してみたら『みんなの青色申告』が見つかったので驚きました」という。
しかし、もともと所有していたバージョンが古かったため、最新のバージョンではデータがそのまま使えなかった。そこで、ソリマチのサポートセンターへ連絡したところ、データのコンバートについて詳しく説明を受けることができ、最新版へ移行することができたそうだ。「この時のサポートが、とても親切だったのを覚えています。すぐにソフトウェアも届いたので早速インストールしました」
ほぼ、自動で入力できるお手軽さが魅力
「青色申告は仕訳がわからなくなったり、入力順が前後してしまったりするものですが、みんなの青色申告は仕訳の自動振り分けや、帳簿のソートができたりと、大変助かっています。以前は、記入漏れや転記ミスで苦労していましたが、今では、確定申告時に書式がそのまま印刷できるため、ミスする心配がないのは本当に心強いですね」と酒井氏は語る。
会計を3カ月に一度行い、確定申告のための入力作業は、例年5日ほどで完了するという。短期間で作業が完了できるため、時間や人的負担が削減され、かなり楽になったそうだ。
やはり専用ソフトは効率がいい!
「日常で仕事をしていると、なかなか会計のことまで頭が回らず、ある程度まとめて作業をしてしまいがちですが、以前のようにエクセルで入力していた時とは、比べようもないくらい今は時間短縮になっていますね」と酒井氏。誰しも早く終わらせたい作業であるはずなので、時間短縮という意味では専用ソフトがやはり数段上なのだ。
また、青色申告のソフト選びについて酒井氏は「コストパフォーマンスも大切です。同じソフトを使い続けていると、特典が増えたり、得することも多いですからね。あと、私の場合は、個人事業主向けで、なお且つユーザーインターフェースの見やすいソフトを求めていたので、『みんなの青色申告』が一番ぴったりきたのだと思います。時間を有効活用するためにも、ぜひ専用ソフトを使ったほうがよいと自信を持ってオススメできます」と最後に語ってくれた。
現在ではパソコン教室の生徒で、同じように確定申告に悩んでいる人に、『みんなの青色申告』の使い方を特別に教えているという。みなさんも、今年こそ青色申告ソフトを使いこなして、素早く確実な申告をしてみてはいかがだろう。
税理士に聞いた!確定申告をスムーズに行うコツ
これまで、手続きが楽だからと、青色申告ではなく、白色申告をし続けてきた人も多いだろう。しかし、専用ソフトを使えば、思っているよりも簡単に申告することができる。青色での申告について、今後の制度改正をふまえ、税理士の岩井徹先生に、意見を伺った。
以下、岩井先生からのコメントである。
「『複式簿記って難しそう!』『税制優遇されるのは聞いたことがあるけど、そのために時間をかけたくない!』など、イメージのみで青色申告を敬遠されていませんか?
確かに、青色申告により所得金額65万円の控除を受けるためには「複式簿記」が要求され、簿記の知識が少ない方にとっては敷居が高い印象を受けるかも知れません。しかし、会計ソフトを利用すればほとんど家計簿感覚で作成できますし、複式簿記を行うことで入力漏れなどのチェックが「単式簿記」よりも断然、楽になります。
会計ソフトを扱う以上、多少の慣れは必要かも知れませんが、利用メリットとして挙げられるのは、エクセルなどで集計するよりも短時間で日々の取引入力から申告書の作成までを行うことができることです。さらに、税制改正をはじめとする、さまざまな制度改正時にはタイムリーな対応をしてくれることです。
平成27年分の申告においては、『所得金額4,000万円超の金額に対する税率45%』が新たに追加され、それに伴う給与所得の源泉徴収税額表の改正など、その他にも、細かい改正点は数多くあります。
また、平成29年の4月には消費税が10パーセントになり、軽減税率の導入が議論され、帳簿を付ける作業や保存書類の扱いもますます複雑になってくることが予想できます。
さらに、平成28年からマイナンバー制度がはじまり、申告書にはマイナンバーの記入欄が設けられました。一方で、税務署に提出する源泉徴収票にはマイナンバーの記載が必要であるのに対し、本人交付用の源泉徴収票にはマイナンバーの記載は不要となっています。このような細かい改正点まで個人レベルで対応するのは簡単ではありません。そのような知識を補ってくれるのが会計ソフトや給与ソフトですので、酒井さんのように『自分で青色申告をしよう』という場合は、やはりソフトが欠かせません。
ソリマチの『みんなの青色申告』は酒井さんのお話にもある“使いやすさ”に加え、今なら電話サポートが15カ月間無償で利用できる特典もありますので、初めてソフトを導入するという方には特におすすめです」
税理士 岩井徹氏
岩井徹公認会計士・税理士事務所代表。
監査法人、コンサルティングファーム等での経験を経て平成26年5月兵庫県宝塚市にて開業。
創業支援、事業承継支援を始めとする幅広い業務を実施。
URL: http://www.geocities.jp/iwai_accounting_office/
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