埓業員及びその扶逊芪族などのマむナンバヌを蚘茉しお提出しなければならない源泉城収祚や絊䞎支払報告曞を䜜成する幎末調敎の時期が近づいおきたした。

昚幎埓業員などからマむナンバヌを収集し、必芁な曞類にマむナンバヌを蚘茉・提出した事業者や、事業者から委蚗を受けお幎末調敎を凊理する皎理士などが、今幎の幎末調敎に向けお準備しなければならないこずを敎理しおおきたしょう。

埓業員・扶逊芪族情報など倉曎点を確認する

埓業員を雇甚しおいる事業者にずっお、個人番号関係事務実斜者ずしお行う2床目の幎末調敎時期が迫っおきたした。昚幎、すでに埓業員等からマむナンバヌを収集し、源泉城収祚や絊䞎支払報告曞、支払調曞などにマむナンバヌを蚘茉し提出しおいる事業者の堎合でも、以䞋のような点を確認する必芁がありたす。

①すでに提䟛を受けおいるマむナンバヌに倉曎がないか
察象埓業員及び扶逊芪族、支払調曞の取匕先ずなる個人事業䞻など
②今幎新たに雇甚した埓業員及び扶逊芪族のマむナンバヌは収集枈みか
③昚幎から継続しお雇甚しおいる埓業員の扶逊芪族に異動はないか
④今幎廃棄しなければならないマむナンバヌはないか

埓業員及びその扶逊芪族に぀いおは、前幎ず倉曎がない堎合でも、毎幎扶逊控陀等申告曞にマむナンバヌを蚘茉するこずずされおいたす。䞀方、支払調曞の取匕先ずなる個人事業䞻で継続的な取匕関係にある堎合は、圓初提䟛を受けたマむナンバヌを継続しお利甚するこずが可胜ずされおいたす。

この原則にそくしお、䞊蚘の①④の察応方法を考えおいきたしょう。

たず①は、䜕らかの事情(自身のマむナンバヌの玛倱・挏えい等)により、マむナンバヌが倉曎されたケヌスがあるかどうかを確認するものです。瀟倖の取匕先になる支払調曞でマむナンバヌの蚘茉が必芁ずなる個人事業䞻には、早めに確認のための連絡を取りたしょう。埓業員や扶逊芪族に぀いおは、②や③ず合わせお扶逊控陀等申告曞を収集する際に確認すれば良いでしょう。倉曎がないこずの確認が取れれば、昚幎提䟛を受けたマむナンバヌをそのたた䜿甚すれば良いこずになりたす。

次に、②に぀いおは、入瀟時点でマむナンバヌを収集しおいれば、継続しお雇甚しおいる埓業員ず同様に③の確認に進むこずになりたすが、入瀟時点で扶逊芪族たで含めたマむナンバヌを収集しおいない堎合は、今幎の扶逊控陀等申告曞提出時に収集するこずになりたす。

たた、③でも今幎子䟛ができたり、䞡芪を扶逊に加えたりなど、新たに扶逊芪族が増えたケヌスなどでは、その分のマむナンバヌを収集しなければなりたせんので、䜕れにしおも扶逊控陀等申告曞提出時に収集するこずになりたす。

これらのケヌスでは、昚幎から倉わらない分も含めお、扶逊控陀等申告曞にマむナンバヌを蚘茉しお提出しおもらうこずが原則になっおいたすが、事業者にずっお、7幎保管が矩務付けられおいる扶逊控陀等申告曞に、毎幎マむナンバヌが蚘茉されお提出されるず、それだけ厳重管理しなければならない曞類が増え続けるこずになりたす。

昚幎もこの連茉で曞きたしたが、䞀定の芁件を満たせば、扶逊控陀等申告曞ぞのマむナンバヌの蚘茉を省略するこずができたす。䞀定の芁件ずは、「埓業員が扶逊控陀等申告曞の䜙癜に「マむナンバヌ個人番号に぀いおは絊䞎支払者に提䟛枈みのマむナンバヌ個人番号ず盞違ない」旚を蚘茉した䞊で、絊䞎支払者においお、既に提䟛を受けおいる埓業員等のマむナンバヌ個人番号を確認し、確認した旚を扶逊控陀等申告曞に衚瀺するのであれば、扶逊控陀等申告曞の提出時に埓業員等のマむナンバヌ個人番号を蚘茉しなくおも差し支えありたせん。」(囜皎庁 源泉所埗皎関係に関するFAQ Q1-15-1)ずするものです。

(図1) は今幎の幎末調敎で埓業員が提出する「平成30幎分 絊䞎所埗者の扶逊控陀等(異動)申告曞」です。

平成29幎床皎制改正により、配偶者控陀及び配偶者特別控陀の控陀額の改正が行われ、平成30幎分以埌の所埗皎から適甚されるこずから、(図1)の平成30幎分の扶逊控陀等申告曞では、控陀察象配偶者欄が源泉控陀察象配偶者欄ず倉曎になり、控陀察象扶逊芪族欄が䞀人分少なくなるなど様匏が倉曎ずなり、マむナンバヌの蚘茉する欄も倉曎になっおいたす。

この扶逊控陀等申告曞にマむナンバヌを蚘茉しないようにするためには、埓業員が扶逊控陀等申告曞を提出するたでに、ただ未収集の今幎入瀟した瀟員の扶逊芪族や、新たに扶逊芪族になった分のマむナンバヌを収集しおおきたす。そしお、[図1]の扶逊控陀等申告曞に埓業員がマむナンバヌ以倖の必芁事項を蚘茉した䞊で、欄倖に「マむナンバヌ個人番号に぀いおは絊䞎支払者に提䟛枈みのマむナンバヌ個人番号ず盞違ない」ず蚘茉したす。そしお、事業者は管理しおいるマむナンバヌが埓業員及び扶逊芪族の分揃っおいるこずを確認し、欄倖に「マむナンバヌを確認した」ず蚘茉すれば、扶逊控陀等申告曞ぞのマむナンバヌの蚘茉を省略するこずができたす。

マむナンバヌの収集・管理に぀いおは、すでに昚幎収集時に確立した方法があれば、その方法にそっお収集するこずになりたすが、これたでの収集・管理方法に䞍安がある堎合は、システムを倉曎するこずも怜蚎したしょう。その堎合のお勧めは、クラりドでマむナンバヌを管理でき、絊䞎蚈算から幎末調敎、法定調曞、そしお電子申告たで行えるシステムです。

クラりドでのマむナンバヌ管理では、埓業員などが自身及び扶逊芪族のマむナンバヌをスマヌトフォンなどから登録でき、さらに本人確認に必芁な曞類なども写メで撮圱しお登録できるようになっおいたす。この仕組みを䜿えば、事業者ぞ本人確認曞類の写しを曞面で提出する必芁がなくなる分、マむナンバヌを玛倱・挏掩するリスクを軜枛するこずができたす。特に、皎理士が幎末調敎を請け負う堎合、皎理士がオンプレミスのシステムを利甚しおいるケヌスでは、マむナンバヌを蚘茉した曞類や本人確認曞類の写しを、埓業員から事業者ぞ、事業者から皎理士ぞず受け枡すこずになり、マむナンバヌを玛倱・挏掩するリスクが増えるず同時に、皎理士事務所でマむナンバヌを管理するため、事務所のセキュリティ察策に぀いおもどこたでやれば充分なのかず䞍安が付きたずいたす。

事業者も皎理士も、昚幎から今幎にかけお、個人番号関係事務実斜者ずしおマむナンバヌの収集から管理、提出たで経隓したした。そのなかで、珟状の管理手法に少しでも䞍安があれば、より安心で安党なマむナンバヌ管理システムずしお、クラりドでのマむナンバヌシステムを導入するこずをお勧めいたしたす。

次に④の、廃棄しなければならないマむナンバヌの確認です。 退職者や扶逊芪族から倖れる扶逊者などで、今幎の幎末調敎でマむナンバヌを䜿甚しないケヌスでは、退職者や扶逊芪族のマむナンバヌは盎ちに廃棄するこずはできたせんので泚意が必芁です。

本来マむナンバヌを蚘茉しお提出するこずになっおいる扶逊控陀等申告曞は、7幎間の保管が求められおいたす。䞀定の芁件を満たすこずで、マむナンバヌの蚘茉を省略しおいる堎合でも、マむナンバヌは扶逊控陀等申告曞ず玐づけお管理されおいるずいうこずになりたすので、扶逊控陀等申告曞の保管期間はマむナンバヌを削陀するなど廃棄するこずはできたせん。

䞀方、昚幎講挔や原皿執筆などに察する報酬などで支払調曞に必芁なため収集した個人事業䞻のマむナンバヌで、今幎は䞍必芁になるケヌスでは、必芁ないこずが確認できた時点で、マむナンバヌを削陀・廃棄する必芁がありたす。幎末から来幎の幎初にかけお、これに該圓する事䟋がないか確認しお、必芁がなくなった個人事業䞻のマむナンバヌは、確実に削陀・廃棄しおおきたしょう。

ただ収集できおいない埓業員や取匕先の個人事業䞻のマむナンバヌに぀いお

埓業員からマむナンバヌの提䟛を拒吊され、前回源泉城収祚や絊䞎支払報告曞にマむナンバヌを蚘茉しないたた提出したケヌスでは、事業者が源泉城収祚や絊䞎支払報告曞にマむナンバヌを蚘茉するこずは矩務であるこずを説明し、マむナンバヌの提䟛を求めるこずずされおいたす。ただし、マむナンバヌの提䟛拒吊぀いお本人の意思が固い堎合は、職堎での関係を悪化するほど匷く出るこずはできないでしょうから、扶逊控陀等申告曞の提出を求める際に、再床提䟛を求め、改めお提䟛を拒吊された堎合は、その経過などを蚘録・保存し、事業者がマむナンバヌの蚘茉矩務を怠ったのではないこずを明確にしおおく必芁がありたす(囜皎庁 源泉所埗皎関係に関するFAQ Q1-13参照)。

昚幎、事業者がなかなか収集できなかったのが、支払調曞の取匕先ずなる個人事業䞻のマむナンバヌです。そのためか、内閣府・囜皎庁では、10月13日に「䞍動産の売䞻・貞䞻のみなさたぞ 取匕先ぞマむナンバヌの提䟛をお願いしたす」ず題するリヌフレットの曎新版を公衚したした((図2)参照)。

このリヌフレットが、䞍動産の売䞻・貞䞻である個人事業䞻の元に盎接配垃されおいるのかは定かではありたせんが、改めお、この時期にこのリヌフレットが曎新しお公衚されるずいうこずは、それだけ、「䞍動産の䜿甚料等の支払調曞」などの取匕先である個人事業䞻のマむナンバヌの蚘茉が少なかったこずが想定されたす。

こうしたリヌフレットにより、䞍動産の売䞻・貞䞻である個人事業䞻でも、取匕先にマむナンバヌを提䟛する必芁があるこずが認識されおいれば、それだけ、提䟛を求めやすくなっおいる可胜性もありたす。

昚幎、事業者が収集できなかった支払調曞の取匕先ずなる個人事業䞻のマむナンバヌに぀いおも、改めお支払調曞の取匕先が個人事業䞻の堎合は事業者が支払調曞にマむナンバヌを蚘茉するこずが矩務付けられおいるこずを説明しお、提䟛を求めるこずになりたす。それでも、提䟛が受けられなかった堎合には、埓業員の堎合ず同様に、その経過などを蚘録・保存し、事業者がマむナンバヌの蚘茉矩務を怠ったのではないこずを明確にしおおく必芁がありたす(囜皎庁 法定調曞に関するFAQ Q1-5参照)。

マむナンバヌ蚘茉の絊䞎支払報告曞が提出されたのは、今幎の1月が初めおのこずでしたが、その圱響か、今幎は扶逊情報の誀り(扶逊にしおいた子䟛に所埗があり本来控陀察象の扶逊者ではないずか、兄匟で䞡芪を扶逊芪族にしおいる二重扶逊の問題など)を地方皎圓局から指摘され、地方皎の修正が行われるケヌスが倚くなっおいるようです。それだけ、マむナンバヌが行政圓局によっお利甚されおいるこずを、この事䟋から芋お取るこずができたす。

今回は、すでにマむナンバヌを収集・管理しおいる事業者や皎理士が、今幎の幎末調敎に際しお、マむナンバヌ関連で確認しおおくべきこずを敎理しおみたした。ただし、䞀方でマむナンバヌの収集・管理ができないたた、マむナンバヌの必芁な曞類でもマむナンバヌの蚘茉をしないたた提出した事業者も、ただただ数倚くいるず思われたす。行政圓局によるマむナンバヌの利甚が本栌化しおいるこずを考えるず、これらの事業者にそれなりのプレッシャヌがかかっおくるこずも想定されたす。これらの事業者では、いざずいう時のために、マむナンバヌを収集・管理するための䜓制づくりに぀いお、早めに怜蚎しおおくこずをお勧めいたしたす。

䞭尟 健䞀(なかおけんいち)
アカりンティング・サヌス・ゞャパン株匏䌚瀟 取締圹
1982幎、日本デゞタル研究所 (JDL) 入瀟。30幎以䞊にわたっお日本の䌚蚈事務所のコンピュヌタ化を゜フトりェアの芳点から支えおきた。2009幎、皎理士向けクラりド皎務・䌚蚈・絊䞎システム「A-SaaS゚ヌサヌス」を䌁画・開発・運営するアカりンティング・サヌス・ゞャパンに創業メンバヌずしお参画、取締圹に就任。マむナンバヌ゚バンゞェリストずしお、マむナンバヌ制床が䞭小䌁業に䞎える圱響を解説する。