グーグルは「Gemini」をベースにさまざまな用途に特化したAIを開発していますが、中でも画像生成に用いられているのが「Nano Banana」というもの。そのNano Bananaに、2025年11月新たに追加されたのが上位版の「Nano Banana Pro」です。

Nano Banana Proを活用した便利機能

このNano Banana Proはさまざまな進化ポイントがあるのですが、中でもビジネスで活用する上で、最も大きな進化となっているのが、従来の画像生成AIが苦手としていた文字を正確に表現できるようになったこと。文字の出力が可能になったことで、インフォグラフィックや漫画による解説など、ビジネス用途で活用できる画像も手軽に作成できるようになった訳です。

そのNano Banana ProはGoogle Workspaceでもすでに活用されており、第127回で解説した「NotebookLM」のインフォグラフィックやスライド資料の作成機能はその1つとなります。そしてもう1つ、Nano Banana Proを活用した便利機能が新たに用意されているのが「Googleスライド」であり、「画像作成サポート」という機能を使うことでNano Banana Proによるグラフィカルなスライドの作成などが可能となっています。

画像作成サポートの最も簡単な使い方は、すでに作成したスライドの見栄えをよくすることでしょう。実際に作成済みのプレゼンテーションファイルを開き、スライドを表示すると下部に「このスライドの見栄えを良くする」というボタンが現れるので、これをクリックして下さい。

  • Google Workspaceをビジネスで活用する 第129回

    スライドの下部に「このスライドの見栄えを良くする」ボタンが現れたら、これをクリックする

すると画面右側のサイドバーが開くので、しばらく待つと元のスライドをベースに、画像などをふんだんに活用した新しいスライド画像を作成してくれます。これをクリックすると、中央に拡大したスライド画像が表示されます。

  • Google Workspaceをビジネスで活用する 第129回

    サイドバーが開き、スライドの内容からより見栄えのよいスライド画像を生成してくれるので、生成が完了したらこれをクリックする

その内容を確認し、問題なければ「新しいスライドとして挿入します」をクリックすれば、作成した画像が新しいスライドとして追加されます。

  • Google Workspaceをビジネスで活用する 第129回

    より大きなサイズで画像を確認できるので、問題なければ「「新しいスライドとして挿入します」を押すと、画像がスライドとして追加される

画像作成サポートを使い、画像の内容を修正することは可能

ただ、現在画像作成サポートはβ版ですので時折、文字化けしてしまったり、不要な文字や記号などが入ってしまったりすることがあります。しかし、Nano Banana Proで作成できるのはあくまで画像ですので、通常のスライドとは違って画像の中の文字を直接直すことはできません。

しかし、画像作成サポートを使い、画像の内容を修正すること自体は可能ですので、内容に修正を加えたい時にはそちらを活用するといいでしょう。具体的には修正したい画像を選んだ後、下部に表示されるボタンから「画像を編集」を選びます。

  • Google Workspaceをビジネスで活用する 第129回

    画像作成サポートはベータ版なので、画像内の文字に誤りや不自然な点などが現れる場合がある(1)。その場合は画像を選択した後に「画像を編集」(2)をクリックする

サイドバーが開いて下部にプロンプトの入力欄が現れるので、ここで修正したい内容を入力して指示をします。

  • Google Workspaceをビジネスで活用する 第129回

    サイドバーが開いたら、下部に修正したい内容をプロンプトで入力する

あとは指示を基に画像を修正してくれるので、修正した画像に問題がなければそちらを挿入して活用して下さい。

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    プロンプトの内容に応じて修正された画像が新たに生成されるので、こちらを利用すればよい

ここまでは既存のスライドに対する画像作成サポートの活用を紹介してきましたが、もちろん画像作成サポートは単体で利用することも可能です。画像作成サポートを呼び出すには、メニューの「挿入」→「画像作成サポート」と選ぶか、スライドの右側にあるバナナマークの画像作成サポートボタンを押します。

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    画像作成サポートを直接利用したい場合は、スライドの右側にあるバナナマークのボタンを押す

サイドバーが開いたら、「スライド」「画像」「インフォグラフィック」の3つから画像の種類を選んだ後に、作成したい画像の内容をプロンプトで入力して下さい。

  • Google Workspaceをビジネスで活用する 第129回

    サイドバーが開いたら、画像の種類(1)を選んだ後に作成したい画像のプロンプトを入力(2)する

指定した内容で画像を生成してくれるので、そのままスライドとして活用したり、あるいはスライド内に使用する画像パーツとして活用したりと、さまざまな活用ができるでしょう。

  • Google Workspaceをビジネスで活用する 第129回

    指示した内容に応じた画像を生成してくれる。画像の内容にも不自然な部分はあるので、そうした場合は引き続きプロンプトで指示をし、内容を修正していけばよい

ただし、こちらも生成するのはあくまで画像ですので、Googleスライドでそのまま内容を修正できる訳ではないことに注意してください。