ブラウザにちょっとした機能やアプリを追加

Googleの提供しているブラウザがChromeだ。Windowsに標準で搭載されているInternet ExplorerやEdgeなどの機能に不満のある人が別途インストールするブラウザとしてかなり人気がある。PC用だけではなくiOS用やAndroid用といったスマートデバイス向けのものも用意されており、すべてに同じGoogleアカウントでログインしておけば閲覧履歴やパスワードの保存機能などが全端末から共有できるという便利さがある。

そんなChoromeには、ユーザーが自分好みの機能を追加する方法もある。広告ブロックやリモートデスクトップ、Googleドキュメントに関する機能などが有名だが、中にはTwitterクライアント機能なども存在するから、インターネット周りで何かちょっと不便を感じた時や、もう少し便利にならないかと考えた時には利用を考えてみよう。

ブラウザの画面上で直接機能をインストール

追加機能はChoromeを起動し、直接インストールできる。Windows版なら、アドレスバーと同じ段の右端にあるメニューボタンをクリックした後で[その他のツール]-[拡張機能]と選択しよう。すでにいくつかインストールされている場合には機能のリストが表示されるが、その一番下にある「他の拡張機能を見る」をクリックすると「Chromeウェブストア」が表示される。

メニューから「拡張機能」を選択

リスト下部の「他の拡張機能を見る」を選択

Chromeウェブストアでは、Chromeの外観を変更する「テーマ」、ブラウザで遊べるものを集めた「ゲーム」もあるが、Chromeに機能を追加するものは「拡張機能」と「アプリ」だ。Twitterクライアントやリモートデスクトップといった大きな機能を追加するものが「アプリ」に、ボタンを押すだけでJavaScriptのオン/オフが切り替えられたり、ウェブサービスの利用を補助したりするようなものは「拡張機能」に分類されている。

もっとも、左上の「ストアを検索」フォームから検索すると、横断的な検索結果が表示されるから、あまり分類にこだわらずに探して問題ないだろう。

キーワード検索のほかに「カテゴリ」のプルダウンメニューや「機能」のチェックボックスで絞り込むこともできるし、似たような機能を持つものが多ければ評価の高いものを優先的に選択することも可能だ。クラウドサービスが公式に提供しているツールもあれば、フリーウェア的に有志が便利ツールを作って配布しているケースもあり、いろいろなものが用意されている。

コンテンツを選択すると、サブウィンドウが表示される。端末への対応状況や機能についての解説が表示されるほか、ユーザーレビューなどもチェックできるようになっている。利用するのならば上部の「CHROMEに追加」をクリックしよう。アクセス権限についての確認画面が表示された時に「拡張機能を追加」をクリックすればツールバー上に利用のためのボタンが表示される。

「Chromeウェブストア」で欲しい機能を探しだそう

機能の内容等を確認して「CHROMEに追加」をクリック

権限へのアクセスを確認して「拡張機能を追加」で完了だ

追加した機能の利用&削除も簡単

拡張機能の場合、ツールバーのボタンをクリックする形で機能するものが多い。例えば、Google Keepの機能を追加すると、Webページ表示中にボタンをクリックすれば即座にGoogle Keepに保存されるようになる。一方、アプリの場合、ブラウザで新しいタブを開いた左上にある「アプリ」ボタンから機能を選択することになる。

ツールバーに並んだボタンから拡張機能を利用可能

アプリは別途アプリ一覧を呼び出して利用する

拡張機能やアプリのオン/オフや削除は、インストール時と同じく、メニューから[その他のツール]-[拡張機能]を選択した画面で行うことができる。「有効にする」のチェックを外せば、機能はインストールされた状態で一時的に無効にでき、完全に削除したければゴミ箱アイコンをクリックすればよい。

シンプルなものが多い拡張機能も、中には通知の有無や頻度、ウェブサービスへのログイン、現在見ているページへの適用の可否などオプションで設定できる場合もある。それはツールバーに表示されたアイコンを右クリックしたとこにある「オプション」から利用可能だ。

インストールや削除とほとんどの場合、Chrome本体の再起動などは必要ない。気軽にいろいろな機能を試してみるのもよさそうだ。

シンプルな拡張機能でもオプション設定が可能な場合もある