
デスク「電通グループが2025年12月期決算で純損益が3年連続マイナス3276億円と、過去最大の赤字を発表したね。主な原因は?」
記者「海外事業での莫大なのれんの減損損失です。同社は13年にイギリスの大手広告イージスを約4000億円で買収して以降、海外でM&Aを進めてきました。23年には世界シェア7位につけましたが、IT企業など異業種の参入で競争が激化し収益が悪化。23年末には総額8000億円超ののれんが蓄積していました」
デスク「M&A失敗の理由は?」
記者「広告業界のグローバル市場では一気通貫のソリューション型のニーズが高まっています。それに対し同社は現地子会社に経営を任せ、提案が事業部ごとになっていたことからグループとしてニーズに対応できていませんでした。26年12月期の最終利益は697億円見込みで、3月末に社長交代を行い新体制で黒字転換を急ぐ予定です」