Windows Centralは3月10日(米国時間)、複数のWindows 11ユーザーがバージョン24H2から25H2に自動でアップグレードしたと報告していると伝えた。
本来、24H2から25H2へのアップグレードは手動操作が必要とされており、今回の事象についてユーザーからは「強制アップグレードではないか」との声が上がっているという。
24H2から25H2へ自動アップグレードの報告
Windows Centralは3月10日(米国時間)、「Windows 11 users blame Microsoft for forced updates|Windows Central」において、この事象を報じている。
サポート期限の切れたWindows 11バージョン「23H2」は、25H2への自動アップグレードが開始されている。組織に管理されていないデバイスでは基本的にキャンセルできない仕組みとなっている。
しかし今回報告された事象では、この仕組みの対象外となるバージョン24H2でも25H2へアップグレードされたとする報告があり、ユーザーの間で議論が広がっているという(参考:「Microsoft forces Windows 11 update for PC security | Windows Central」)。
有効化パッケージ(eKB)が原因の可能性
今回の事象は、「有効化パッケージ(eKB)」の仕組みが関係している可能性が指摘されている。
Windows 11バージョン24H2から25H2へのアップグレードは通常、ユーザーが手動でアップグレードする必要がある。このアップグレードには「有効化パッケージ(eKB)」という仕組みが使用され、短時間で更新できるようになっている。
有効化パッケージでは、新しい環境(25H2)があらかじめシステム内にインストールされているが、通常は無効化された状態となっている。アップグレード時にこの機能を有効化することで、短時間でバージョン切り替えが完了する。
つまり24H2には、25H2の環境がすでに含まれている状態となっており、特定の条件でこの機能が有効化されると25H2へ切り替わる可能性がある。
今回の自動アップグレードは、最近配信された更新プログラムに何らかの不具合があり、このフラグが意図せず切り替わった可能性があるとみられている。
ただし現時点で確かな証拠は見つかっておらず、Windows Centralはユーザー操作によるアップグレードや別の要因の可能性も指摘している。
Windows 11 24H2のサポート期限は2026年10月
なお、Windows 11バージョン24H2は2026年10月13日(米国時間)にサポート期限を迎える。
この期限を過ぎた場合、対象デバイスは自動的に新しいバージョンへアップグレードされる可能性がある。今回アップグレードを免れたユーザーも、残り7カ月ほどで25H2または26H2への更新が行われる可能性がある。
