
一貫した日本での戦略
ヒョンデグループは世界第3位の販売規模を誇っており、2022年の日本再参入から4年目を迎えました。01年に日本の自動車市場に参入したものの、09年には撤退。10年以上の歳月を経て、再び日本の皆さんに安全で快適なモビリティを提供するために工夫を凝らしています。
後発組である当社の日本での戦略は一貫しています。1つ目は環境です。日本で販売する車種は電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)といったゼロエミッション車のみであること。2つ目はお客様が主役であるために、オンラインを活用したダイレクト販売に特化していること。3つ目が高い品質の実現です。
日本再参入時はSUV(スポーツ多目的車)のEV「アイオニック5」とFCVの「ネッソ」だけでしたが、その後、コンパクトSUVのEV「コナ」に加え、25年にはスモールEV「インスター」を投入するなどラインナップは増加し、一昨年は600台超だった年間販売台数も昨年は1100台超に倍増させることができました。
当社の特長は徹底的に日本人のお客様のニーズに対応している点です。我々はとにかくお客様がどのような車を欲しているのかを知りたいのです。ヒョンデのフラッグシップであるアイオニック5も日本の道に適した性能をさらに高めたモデルチェンジを行っていますし、インスターもサスペンションの衝撃を日本向けに柔らかくしています。これは韓国の技術者やロボットを活用した独自のものづくりの力があるからこそ成し遂げることができています。
異業種と連携した試乗会
日本の自動車メーカーに比べて当社の知名度は大きく劣っています。だからこそ、今後は異業種の企業との協業が重要になります。とにかく当社の車に乗ってもらうために、三井ショッピングパークららぽーとに展示場を開設したり、ファミリーマートやオートバックスセブンなどと試乗会を開催しています。
ただ、何よりも重要なのは「信用・信頼」です。お客様との販売の接点はオンラインですが、迅速にメンテナンスできるための拠点は今後も増やしていきます。そして、革新性と先進技術を融合させた「次世代のモビリティ体験」を提供し、これからもお客様に真摯に向き合いながら、信頼されるクルマをお届けしていきます。