IFSは、倉庫管理システム(WMS)専門企業のSofteonを買収完了したと英国時間3月2日に発表。今後は「IFS Softeon」として展開し、製造業、物流業、小売業などに向けて新たなカテゴリーのサプライチェーン・テクノロジーを提供するとしている。
IFS Softeonは、IFSが持つ産業用AI機能と、Softeonが20年以上にわたり培ってきたエンタープライズ向けWMSの専門知見を融合したブランドとして展開していく。
IFSは、これまで多くの企業ではERP(Enterprise Resource Planning、企業資源計画)とWMSが分断されたまま運用されており、高コストな「可視性の盲点」が生じていたと指摘。IFS Softeonはこの課題に対し、産業用AIを基盤に、経営層の意思決定から倉庫現場の実行業務までを一元的に可視化する“他に類を見ない”統合ソリューションを提供するとしている。
IFSは2.4兆ドル規模の重要資産を管理しており、資産集約型産業向けのIFS Cloudプラットフォームや組み込み型産業用AI機能、ロボティクス・オーケストレーションの専門性を有している。Softeonは、GartnerのWMS向け市場調査レポート「Magic Quadrant」で「Visionary」(概念先行型)に選出されており、Brooksやデンソー(Denso)、ソニー(Sony)、UPSといったさまざまな企業の倉庫オペレーションを支援している。
統合後のIFS Softeonは、月間数百万件の注文を処理し、30カ国にわたり倉庫運営を管理するとのこと。なお、既存のSofteon顧客には、継続的な投資とサービスの中断がないことを約束し、既存のIFS顧客にはクラス最高水準のWMSへのアクセスを提供するとしている。
IFSのマーク・モファットCEOは、「戦略的意思決定から倉庫現場での物理的な実行までを網羅する、エンドツーエンドのサプライチェーン・インテリジェンスだ。産業用AIと倉庫実行力の組み合わせが、顧客の可能性の限界を大きく押し広げる」とコメント。
IFS Softeonのジム・ホフリンCEOは、「IFSへの参画は、Softeonの歩みにおける自然な次のステップだ。IFSの産業用AIプラットフォームとグローバルな展開力を背景に、AI主導の倉庫オーケストレーション、ロボティクスの相互運用性、予測型在庫インテリジェンスなど、さらに高度な価値を提供していく」と述べている。
