【2026年 勇往邁進する 午年生まれの企業トップたち】日本特殊陶業会長 尾堂真一さん

今、世の中の動きが非常に早くなっています。振り返れば1989年に「ベルリンの壁」が崩壊し、東西冷戦が終わりましたが、私は当時、西ドイツ(現ドイツ)に駐在し、それを目の当たりにしました。

 その後、日本はバブルに突入し、経済の崩壊を経験しました。その要素は行き過ぎた自由主義の中に残り、今は世界的に修正資本主義、社会主義的考え方、社会の分断など、様々な要素が混在した難しい環境にあります。

 この先、重要になるのが、新たな「エネルギー革命」だと思っています。量子学も含めたイノベーションが必要になると考え、当社も将来を見据えて研究を始めています。エネルギー革命の後には新たな産業革命が起きるでしょう。それは50年先になるかもしれませんが、その時には新しい地球が生まれているだろうと信じています。

 正直、ここまで長く会社にいることになるとは思っていませんでした。全力で、愚直に走り続けて来ましたが、これからも走っていきたいと思います。

(名古屋・東桜一丁目の本社にて)