≪ AI時代の総合コンサルの役割と使命を追求 ≫ アクセンチュア社長・濱岡 大「『変革のプラットフォーマー』を目指す!」

「スピーディーに成果を支援する『変革のプラットフォーマー』を目指す」――。50歳で国内総合コンサルティング最大手の舵取りを担う。トップ交代は10年ぶりで社員約2.8万人を率いてAI時代の変革を支援する。

 次期会長でアジア太平洋共同CEOに就いた江川昌史氏の体制の下、社員数は5倍、売上高は2014年8月期の1304億円から24年8月期は7175億円に拡大。10期連続で2桁成長を遂げている。

 デジタル化の流れを読み、経営資源をデジタルビジネスに集中したことが奏功。コロナ禍を経てDX関連のコンサルが増加した。また、「戦略」と「IT」の部門をまたいだ組織横断的なサービスを提案することで、戦略の提案に留まらず、その実行フェーズにまで対応する体制を築いた。次の潮流はAIだ。

 濱岡氏は入社以来、27年間にわたって主に製造・流通本部で戦略コンサルや業務コンサルを担当。多種多様な業界の経営者と向き合い、「リスクを恐れず挑戦し、最後までやり抜く経営者の姿勢を学んできた」

 直近では常務執行役員としてビジネスコンサルティング本部を牽引。5人の取締役、12人の常務執行役員がいる中での抜擢となる。「今後、更に変化のスピードが激しくなっていく社会で、よりスピード感をもって企業変革のための成果を提示する必要がある。クライアントが向き合わなければならない課題に対し、ただ単にAIの導入を進めるだけでなく、より迅速に成果が表れるようにプロジェクトにAIを活用していく」と語る。

「日本の生産性向上は喫緊の国家課題であり、インフラ老朽化など構造的課題も深刻だ。中長期視点では、日本企業がグローバル競争力を高めることが不可欠となる。アクセンチュアは、変革を確実に成果へ転換し、日本全体の競争力向上に貢献する。『コンサルティング』を超え、産業価値を実装する存在へ進化する」と意気込む。

 休日はオンオフのメリハリをつけ、「できる限り子供たちと一緒に過ごせる時間を大切にしている」と微笑む。

Profile

1975年東京都生まれ。98年慶應義塾大学商学部卒業後、アクセンチュア入社。2010年製造・流通本部マネジング・ディレクター、19年同本部成長市場 小売事業統括責任者、21年執行役員ビジネスコンサルティング本部営業責任者、23年常務執行役員同本部統括本部長などを経て25年12月1日から社長。

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