Googleは現地時間12月5日、「Gemini 3」「Nano Banana Pro」「Antigravity」などAIサービスの大規模アップデートや、AIに関する3,000万ドル規模の教育投資、40億ドル規模のAI・クラウドインフラ投資など11月に行ったAI発表を公式ブログでまとめている。
「Gemini 3」から加速するAIサービス
同社は11月に「Gemini 3」(記事)を始めとするAI関連で大きな発表を立て続けに行った。今回それらの事績を「アイデアの創出」「簡単なナビゲート」「科学の進歩の加速」「休暇の計画、旅行、ショッピング」「学習の向上と理解の深化」「経済、雇用、インフラの加速」などに分けて紹介している。
「アイデアの創出」では、高度な推論力とマルチモーダル理解において最高峰の実力を持ち、他のAIサービスの機能も全般的に向上させている最新AIモデル「Gemini 3」をリリース。また同モデルをベースにした最新の画像生成・編集モデル「Nano Banana Pro」とAIエージェントが自律的に計画・実行・検証を行う開発者向け「Google Antigravity」も発表している。
「簡単なナビゲート」では、「Google マップ」でAIによる音声だけで検索や渋滞情報の報告、ルート提案などのハンズフリー会話型運転ができる新機能を発表した他、「Android Auto」へのAI導入も行っている。
仮想3Dエージェント「SIMA 2」で大きな進歩
「科学の進歩の加速」では、AGI(汎用人工知能: Artificial General Intelligence)の研究開発において、仮想3D世界でのエージェント「SIMA 2」をGeminiと統合することで、仮想世界において目標を自己設定し、会話することで時間の経過とともに自己進化していくことが可能に。気象分野でも前モデルより8倍速く、1時間単位の予測が可能な「WeatherNext 2」を発表している。
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SIMA 2(公式Webサイト)
「休暇の計画、旅行、ショッピング」では、検索に統合された新機能により、旅行の行程作成が可能になり、買い物では、在庫確認・自動購入まで支援するAIショッピング機能が利用できるようになった。「学習の向上と理解の深化」では、「AI for Learning Forum」で学習支援のため3,000万ドルの新たな教育投資を行っている。
「経済、雇用、インフラの加速」では、テキサス州でAIとクラウドインフラへの新たに400億ドルの投資し、10万人の電気技術者育成、3万人の新規見習い創出など多くの雇用を生み出しているとアピール。
同社では、「AIに関する原則」を発表しており、社会的に有益であること、科学的卓越性の高い基準を維持すること、広範な普及に注力することなどを主張してきた。それらの開発と研究、投資が順調に進んでいることを強調している。